皆さんはサバが好きですか?筆者は大好きです。サバの照り焼きはもちろん刺身でも缶詰もよく食べています。しかし、そんなサバ好きに悲報が、今年は記録的なサバの不漁で水産食品会社極洋がサバの缶詰のうち28品目の出荷を一時停止しました。極洋は出荷の再開時期は未定としています。
サバの代わりにイワシが大漁
サバ缶ショックが広がる中、全国有数の水揚げを誇る宮城県石巻市でも影響は深刻で昨シーズンのサバの漁獲量が1万2000トン。それに対し、今シーズンは9000トンと3/4に漁獲量が減りました。しかし、一方でイワシは大漁だそうで、石巻の水産業者は、ではサバ缶ならぬイワシ缶を大量に生産してピンチをしのいでいます。
専門家によるとサバの不漁の原因の一つとして「イワシの大群がサバを漁場から追い出している事があるそうです。今シーズンいっぱい、サバの不漁は続く見込みで缶詰価格の高騰や品薄にサバ好きは悩まされそうです。
サバがないならイワシを食べればいいじゃない
しかし、元々魚と言うのは、いつでも一種類が大量に獲れるのではなく、時代によって勢力図が変わるものです。昔は大量にサバが水揚げされ、捨てるほど取れたので数を誤魔化すと言う意味で「サバを読む」という慣用句も生まれました。今はサバが獲れないかわりにイワシが豊富に獲れるのですから、消費者としてはイワシ缶を食べればいいのではないでしょうか?そこは、もう少しサバサバして貴重な海の幸に感謝していただきましょう。
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