第二次世界大戦時の主要な枢軸国、日本、ドイツ、イタリア。日本が昭和15年に日独伊三国軍事同盟を締結した事で有名な3国ですが、この中で一番強かったのは、どの国なんでしょうか?
開戦時の国力や軍事費、人口、兵力で独が枢軸国いちィィィ!
ドイツの人口は、1939年当時で7000万人、国民総生産が72億ポンド、軍事費が12億ポンド、兵力が320万人だそうです。次が日本で人口7200万人(日本国内)国民総生産18億ポンド、軍事費が5億ポンド、兵力が170万人、最後がイタリアで人口4300万人、国民総生産は21億ポンド、軍事費が2億ポンド総兵力190万人です。人口や国民総生産、軍事費、動員兵力のいずれを取ってもドイツが1位です。
2位は軍事費を取るなら日本。国力ならイタリア
次にイタリアと日本ですが、軍事費と人口で考えると日本が2位ですが国民総生産と兵力で考えるとイタリアが2位という異なる結果になります。特に目立つのはGDPが18億ポンドしかないのに、軍事費に5億ポンドつぎこんでいる日本の異常さでしょうか?逆に21億ポンドのGDPがあるのに、軍事費2億ポンドというイタリアも結構、呑気していますね。
資源国としても独が枢軸国いちィィィ!
次に枢軸国3カ国の工業生産力を見てみると、世界の工業生産に占める枢軸国のシェアは、ドイツが13.2%で産油量が50万トン、鉄鋼生産量が400万トンで堂々1位。2位が日本で工業力の世界シェアが3.8%、石油の産出量が20万トン、鉄鋼生産量が200万トンでした。一番資源に恵まれていないのがイタリアで工業力の世界シェアが2.9%、石油産出量が1万トン、鉄鋼の生産量が50万トンです。
ここでは、ドイツが一番の資源国でアウタルキー国家である事が分かり、2番目は日本、イタリアは特に資源に恵まれず石油も鉄鋼も最低レベルで3位とランク付けするしかありません。
枢軸国強さランキングは独日伊で決定
国力や資源でランキングすると、ドイツが不動の1位で、次が貧しいけれど国家総動員体制で予算を軍事費に振り分けている日本、最後が資源貧国のわりに軍事費が結構呑気しているイタリアという事になるでしょう。
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