ウサギは一羽で飼うと寂しくて死ぬ、そんな話を聞いた事はありませんか?実は、この話は根拠がない嘘なのだそうです。しかし、いかにももっともらしいウサギは一羽だと寂しくて死ぬという噂はどうして誕生したのでしょうか?
ウサギは突然死する
ウサギが寂しくて死ぬとされたのは、ウサギの突然死が背景にあるようです。これはウサギに限りませんが、多くの動物は天敵から身を守る為に、体調が悪くても平然とした顔をします。もし体調が悪い事が敵に分かれば狙われ食い殺されてしまうからです。ウサギも同じで、本当は体に異常が起きているのに不調を訴えないので飼い主が気づけず、少し家を留守にした隙に突然死したりします。これを見た飼い主が「ひとりぼっちにしたから死んだのだ」と誤解したのが、ウサギは寂しいと死ぬという噂でした。
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酒井法子の曲「碧いうさぎ」が大ヒットして広まった
ウサギが寂しくて死ぬという話は、1995年にリリースされた酒井法子の碧いうさぎが大ヒットした影響もあります。碧いうさぎの歌詞の中に、寂しすぎて死んでしまうというフレーズが何度か繰り返されるので、それにより「ウサギは寂しいと死ぬ」という誤解が広まったのでしょう。
ウサギを飼う時は慎重に
ウサギは病気を隠すので、病気のサインは飼い主が見つけるしかありません。ウンチが小さくなったり、オシッコの色が変わる、餌を極端に食べないなどの症状が出たら、かなり悪くなっているかもしれないので、様子見ではなくすぐに獣医さんに見てもらいましょう。
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