生命が溢れた星地球、現在では少なくとも太陽系に地球のような生命が溢れた惑星はない事が分っています。あまりにも奇跡的な生命の誕生は創造神のような神秘的な存在を想起させますが、実際は地球に生命が誕生したのは、そこまでの奇跡ではないようです。
星に生命が誕生する確率は
そもそも、なにもない星に生命が誕生する確率はどのくらいあるのでしょうか?世界的な天文学者、フレッド・ホイル博士によると、その確率は10の40,000分の1だそうです。と言われてもピンときませんが博士いわく「廃材の上を竜巻が通ったら、その後にジャンボジェット機が偶然組み上げられるレベル」だそうです。つまり、ほとんどゼロという事ですね。
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星は10の40,000分の1以上存在する
そこだけ聞くと、やはり地球は奇跡の星で創造神の存在を信じたくもなるのですが、実は、全宇宙には1000兆個の星をさらに数千億倍した数の星があるようで、それは1の数字の後ろに26個のゼロが並ぶ数字になります。また、宇宙の歴史は138億年にも及び、その時間軸の間に無数の星が生まれて老いて超新星爆発を起こして消えています。この138億年間に存在した星のトータル数なんて考えるだけでバカバカしい数に上るでしょう。
星の数から考えると18ホール全てホールインワンも簡単
地球に生命が誕生する確率を、ゴルフで18ホール全てホールインワンする確率で考えてみましょう。一度のチャレンジで18ホール全てホールインワンなら確かに奇跡ですが、もし、あなたが100億回、18ホールを回るとしたらどうでしょう?100億回もチャンスがあれば、18ホールどころか100ホール連続ホールインワンだってできるかも知れないと思いませんか?
地球の生命体誕生も、これと同じ事で確かに太陽系だけで見ると奇跡かも知れませんが、大宇宙には、地球のような生命体がいる星が、それこそ何百万個も存在するかも知れません。全宇宙規模でみると、地球の生命誕生は神の存在を考える程の奇跡ではないのです。
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