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中国人も花見をする?日本とはかなり違う中国の花見

2023年3月21日


ASMR 3月 日本史 お花見 聖徳太子

 

まもなく日本では桜の季節がやってきます。桜といえば花見ですが、隣国である中国では桜の花見をするのでしょうか?また、日本の花見と違いはあるのでしょうか?

 

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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最近まで人気がなかった中国の桜

 

桃園の誓いをする劉備、張飛、関羽

 

日本において花見といえば桜ですが中国では長い間、そうではありませんでした。中国人にとって花見とは梅であり牡丹だったのです。梅は雪に耐えて孤高の美しさを保つ事から君子の花と呼ばれ、牡丹は豪華な姿から花の王者としてナンバー1が大好きな中国人に愛好されていました。

 

日本のアニメの影響で若い世代に桜が浸透

テレビを視聴するkawauso編集長

 

中国において、桜の知名度が上がったのは日本のアニメの影響が大きいようです。日本のアニメでは四季の表現や、出会いの場面など象徴的なシーンで桜が舞い散る場面が幻想的に描かれ、日本アニメで桜は素晴らしいと思うようになった中国人も、桜の花見をするようになりました。

 

日本とは違う桜の花見

酒癖の悪い張飛

 

中国でも、多く桜が植えられた場所、例えば寺院や大学のキャンパスはあり、近年は花見のシーズンになると入場者でごった返し、通りには沢山の屋台が立つなど、日本の縁日のような賑わいになるようです。ただ、日本と違う点として、中国の花見は立っておこなうもので、日本のようにブルーシートを敷いて座る事は少ないという事、もうひとつは桜を見ながらお酒を飲みません。日本で問題になる酔客の醜態は中国ではないようです。

 

 

公共施設が整備され心の余裕が出来た

酒を飲む曹操、劉備、孫権

 

かつての中国では、人民が食べる為に精一杯で、花を愛でる時間の余裕がありませんでした。しかし、近年の経済成長により、衣食住が満たされ余暇を持てる中国人が増加した事や、公共施設や公共交通が整備された事で、都心部では快適な花見が出来るようになったというのも、桜の花見ブームの背景にはあるようです。

 

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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