少し前、日本がGDPで中国に負けた事が話題になりましたが、その後も日本の経済的な没落は止まりません。ハッキリ言ってすでに日本は経済的には先進国ではないのです。今回は日本人が目を背ける不都合な事実を紹介します。
ビックマック指数で韓国にも敗北する日本
皆さんはビッグマック指数をご存知でしょうか?ビッグマックは、マクドナルドが提供しているハンバーガーの事ですが、マクドナルドは世界展開しているので、世界中のビッグマックの値段を比較する事で、その国の経済力を数値化する事が出来ます。
それによると日本のビッグマック指数は、2022年1月の段階で3,4ドル(390円)で、57か国では33位でした。ビッグマック指数の1位はスイスで6.98ドル(955円)、2位はアメリカで5.65ドル(773円)です。アジアではタイが3.84ドル(525円)、中国が3.83ドル、韓国が3.81ドルであり、日本の物価が極めて低く購買力でタイや中国、韓国にも負けている事が分かります。
平均給与もあがらない日本
さらに購買力の源である平均給与については、2021年の日本の平均給与は4万ドル強で547万円相当です。しかし、この数字はデータが集計できている先進国34カ国中、24位であり、当然、G7では最低で、韓国の4.5万ドルにも負けています。日本は長年、平均給与の上昇が据え置かれた結果、内需が縮小し、国民の購買力が大きく低下しました。国民が金を使わないので経済も停滞し企業は倒産してしまい、それが、また平均給与を下落させる悪循環に陥っています。
ウクライナ戦争やコロナ対策予算でさらなる貧国に
これだけ世界と経済格差がついても日本人が貧乏に気づかない理由は、国民が平等に貧しくなっているからです。もう少し正確には、富裕層の暮らし向きを知らずに、周囲と自分を比較しているためです。しかし、日本はエネルギー貧国であり、食料もコメ以外の大半が輸入です。ウクライナ戦争が起きて、輸入物資が高騰した結果、商品価格が高騰した事で、暮らしにくさを感じている人も多いでしょう。
しかし、これだけではありません。日本政府は3年間のコロナ対策予算で94兆円という巨額の予算を垂れ流しました。これは単純に国民1人当たりで割ると78万円にもなり、2023年、5月8日以後、政府はなりふり構わぬ増税で使った予算を取りに来ます。つまり日本は今後、増々経済が縮小し貧しくなるという事なのです。
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