NHK大河ドラマ「どうする家康」今回のドラマの特徴と言えば、それまで大河ではあまり描かれなかったレズビアンなどについての描写もしている事です。では、戦国時代には武士の世界で一般的だった衆道(男色)は描写されるのでしょうか?
信長と家康の関係など匂わせはあった
どうする家康では、現在まで男色についての描写はありませんが、織田信長が家康の耳を甘噛みするなど、それらしき匂わせはありました。では、今後も匂わせだけで衆道は描かれないのでしょうか?
井伊直政と徳川家康
その試金石となりそうなのが、井伊直政と徳川家康の関係です。徳川実記によると家康は自邸の庭近くに直政の家を造らせて折々通ったと書かれていて、容姿端麗な美男子だった直政を寵愛していたとも取れる書き方をしています。また、武田側の記録である甲陽軍鑑には、万千代(直政)が近年、家康の御座を直すと書かれていて、この御座を直すとは夜伽をするの隠語であり、直政が家康の衆道の相手だったと書かれているのです。
直政の反応は乙女のようでもある
当初こそ、家康を毛嫌いし命まで狙った井伊直政ですが家康が首を獲られたと誤認した時には激しく動揺、その後は家康の悪口を言う遠江の民に対して、不快そうに距離を置くなど家康を思慕している様子が窺えます。これは、家康に対し主君と家臣ではなく、恋愛感情も抱いていると取れなくないでしょうか?
すでに平清盛で同性愛は描かれた
NHK大河ではすでに「平清盛」で藤原頼長と源義賢による衆道のシーンが描かれています。頼長が多くの衆道相手を持っていた事は事実であり、それを正確に描いただけとも言えます。だとすると、今回のどうする家康でも家康と直政の同性愛が描かれる可能性も高いのではないかと思われます。
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