ロシア主導の軍事同盟CSTO=集団安全保障条約機構」加盟国であるアルメニアのパシニャン首相は6月2日までにチェコテレビのインタビューで「ウクライナとの戦争において我々はロシアの同盟国ではない」と発言。ウクライナ侵略を巡りロシアと距離を置く姿勢を明らかにしています。
キルギスも外交的解決を表明
そのうえでパシニャン首相は「この戦争は我々の全ての関係に直接影響を与えるので不安を感じている」と語りました。こうした中、同じくCSTOに加盟するキルギス共和国のジャパロフ大統領もウクライナ侵略について「どんな紛争であれ外交の場で解決すべきだと確信する」と述べています。
旧ソビエト圏3カ国がロシアと距離を置く
CSTO加盟6国のうち、すでにカザフスタンはロシアのウクライナ侵略に距離を置く発言をしているので、これでアルメニア、キルギスの併せて3カ国がウクライナ侵略を巡りロシアと距離を置いた発言をした事になりロシアの求心力低下が一層際立つ形になっています。これらCSTOの発言に対し、ロシアのペスコフ大統領報道官は「アルメニアの立場を考慮する」と述べるにとどめました。
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