劇団四季はどうして大きくなれたのか?[発想の大転換]

2023年6月14日


石亭の戦いで曹休が反応してドキッとする周魴(しゅうほう)

 

日本には多くの劇団がありますが、その多くは中小劇団です。その中で劇団四季は、7つの専用劇場を持ち、公演回数は年間3000回以上とずば抜けた知名度と規模を誇っています。一体どうして劇団四季は、ここまで巨大化したのでしょうか?

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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ヒットしたミュージカルしか演じない

ジェームズ・カワポン kawauso

 

劇団四季は、ライオンキングやオペラ座の怪人、キャッツなど世界中で大ヒットしたミュージカルしか上演しません。超有名ミュージカルの上演には多額のロイヤリティが発生しますが、それでも当たるかどうか分からないミュージカルを掛けて失敗するよりはいいという割り切りなのです。これにより劇団四季は大勢を集客し利益を出しています。

 

 

スター1人に頼らない

梁興と馬騰

 

人気のある劇団には必ず看板役者がいますが、劇団四季ではどんなミュージカルでも主役を1人に限定せずに複数人置いて上演しています。これは主役の急病や事件などで舞台に穴が空き、収益が低下するのを回避する目的でした。これにより主役が欠場しても舞台は回るので収益が落ちるリスクがなくなるのです。

 

 

役者を徹底的に育てるシステム

 

劇団四季では、オーディションに合格すると一部は研究生と呼ばれる練習生になります。練習生になると入所料が無料となり、月曜日~土曜日の午前中から夕方まで無料でバレエやジャズダンス、呼吸法などのプログラムを受講できるほか、個人で使える25の練習室やトレーニングルーム、マッサージルームまで完備されています。これにより才能がある練習生は高度な訓練を無理なく続けられ、劇団四季は質の高い舞台をお客様に提供できるのです。

 

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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