ウクライナ軍、ザボリージャ州で8つの集落を奪還と[報道]

2023年6月21日


テレビを視聴するkawauso編集長

 

ウクライナ軍は最近の2週間にわたる反転攻勢で、南部ザボリージャ州などで8つの集落を奪還した成果を強調しています。ロシア国防省もこれまでウクライナ軍の反転攻勢を認めていませんでしたが、ザボリージャ州でウクライナ軍との激しい戦闘が進行していることを認めざるを得なくなりました。

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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ザボリージャ州でピャチハトキなど8つの集落が解放される

紅茶一揆(イギリスの紅茶文化と戦車)

 

ウクライナ国防省のマリャル次官は、南部ザボリージャ州のピャチハトキなど8つの集落が最近の2週間で奪還されたと6月19日にSNSに投稿し、作戦の成果を強調しました。ザボリージャ州の親ロシア派の幹部は、ピャチハトキがウクライナ側に奪還されたことを認め、ロシア国防省もザボリージャ州が最も激戦地域であると表明、激しい攻防が続いているようです。

 

ロシアがドニプロ川東岸から数千人の精鋭部隊を移動

荒れる黄河

 

イギリス国防省は19日の分析で、ロシアが東部ドネツク州とザボリージャ州を強化するためにドニプロ川東岸地域から数千の空挺部隊の精鋭を移転した可能性が高いと述べています。空挺部隊が駐屯していたヘルソン州では今月、ダムの決壊による洪水被害が拡大したため、ロシア側はウクライナ軍が大規模な反転攻勢を行う可能性は低いと判断し、現在は激しい戦闘が続くザボリージャ州に部隊を移動させていると考えられています。

 

ウクライナ軍が作戦見直しを検討中?

海上での戦い(地図と本)

 

アメリカのシンクタンク「戦争研究所」によると、ウクライナ軍は反転攻勢を実施し、一部の成果を挙げていますが、ダムの決壊など予想外の事態が発生し、計画通りの作戦が実行できなかったため、作戦の見直しを検討している可能性があると指摘。また、ロシア軍の反撃も激しく人的被害も増加していることから、一時的に進軍を制限し、戦略の見直しをする可能性も指摘しています。

 

 

陣地に籠ったロシア軍の強さ

君主論18 kawausoさん

 

ロシア軍は長い歴史の中で堅固な陣地構築の技術を身につけてきました。ウクライナ軍が正面から戦いを挑む場合、従来のゲリラ攻撃とは比較にならないほどの被害が発生するでしょう。ロシア軍から譲歩を引き出すには、ロシア軍の防御が手薄な箇所を見つけ出し、痛烈な打撃を与えて多くの捕虜を得るか、主要な都市を解放するかして、ロシア国民に嫌戦気分を広げるような重大な攻撃が必要でしょう。

 

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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