ウクライナ軍は東部バフムトでさらに前進しバフムト周辺の高台を占領し、バフムト市内を砲撃の射程に捉えたと発表しました。この勝利はウクライナ戦争にどんな局面をもたらすのでしょうか?
バフムト市内がウクライナ軍大砲の射程に入った
ウクライナ軍の第3独立強襲旅団はロシア軍の第83空中襲撃旅団の部隊をバフムト近郊で打ち破りバフムト周辺の高台を制圧。バフムト市を砲撃の範囲内に収めたそうです。ウクライナ陸軍トップ、シルスキー司令官は動画を投稿し、同地域でロシア軍兵士が排除されたとしています。逆にロシア政府は砲撃によってリマン周辺で榴弾砲M777を破壊したと述べ、ウクライナとロシアは東部戦線で激しい占領地の奪い合いを継続していると主張しました。
バフムトのロシア軍を包囲しマリウポリと分断
ウクライナ軍は今後も支配地を広げ、ロシア軍をバフムト市内に閉じ込め南側と北側で陣地を確保する事が目的と述べました。今後、包囲網が完成する事があればバフムトのロシア軍とマリウポリのロシア軍が分断され、ウクライナ軍が各個撃破に転じる事も可能になります。また、バフムト市内のロシア軍が投降する事になれば、ウクライナ戦争において最初のロシア軍の大量投降となり、ロシアの軍事的威信に大きな傷がつくでしょう。
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