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李斯に口止めする姚賈
李斯は「もう遅い!お前が多重スパイである事は韓非から聞いた」と吐き捨てると、姚賈は「遅くはありません。その事実を知るのは李斯様おひとりです」と答えました。そして、今回の事件は韓非子が諜報活動がバレそうになったので勝手に自死しただけとして収め、自分が多重スパイである事は李斯の胸の内に仕舞い、嬴政にも誰にも教えてくれるなと相談したのです。
私を殺せば中華統一は消え去る
李斯が「そんな事を正気で言っているのか」と問うと、姚賈は「正気でありこれは命が惜しいから言うのではなく秦のためだ」と答えました。姚賈は「自分の悪事を李斯が明るみに出せば、姚賈が持っている各国の情報組織は崩壊し、秦の中華統一は10年遅れる。いや永遠に出来なくなる」と言いました。李斯は「たかだか間者風情が思い上がるな」と突き放しますが、姚賈はこれまで自分たちが命を削って李斯に提供した情報が、いかに秦を救ったかを力説。ここで私を殺すことで秦がどれだけの損失を被るかを理解して欲しいと訴えます。
キングダム765話ネタバレ「桓騎を救うのは俺の仕事ではない」
李斯は「どう信じよと言うのか?貴様は李牧の犬なのであろう?現に桓騎将軍が李牧の罠に落ちるのを知りながら見殺しにしたではないか!」と非難します。姚賈は「我々は軍の密偵ではない、桓騎将軍が死のうと生きようと知ったことか!」と言い返しました。あの時、姚賈は李牧の懐に入り込んだばかりであり、桓騎について探ろうとしたら確実に李牧に疑われるので出来なかったと言うのです。
姚賈は李牧は秦の軍部がなんとかすべき問題であり、それを自分たちに求められても困る。自分達スパイが為すべきは秘密裏に六国の情報を集めて李斯に提供し、この中華の戦乱を一刻も早く終わらせる事でそれが済めば、いつでも韓非子殺害の刑罰を受けようと答えます。
俺を生かせば必ず趙を内部から潰せる
ですが、それは今ではなく、秦の為に李斯には、姚賈が多重スパイである事を嬴政にも報告せず、握りつぶしてくれと言うのです。そうすれば、必ず李牧の懐に入り内部から趙を崩壊してみせると姚賈は断言しました。さて、李斯は姚賈の危険な提案をどうするのか?キングダム766話に続きます。
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