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逃げるのはロシア軍のお家芸、日本人との[認識の違い]

2023年8月4日


紅茶一揆(イギリスの紅茶文化と戦車)

 

ロシア・ウクライナ戦争の開戦から550日が経過し、ウクライナ軍の反転攻勢により南部ザボリージャ州ではロシア軍が設置した対戦車用の防御壁、「竜の歯」にウクライナ軍の戦車、チャレンジャーが到達する映像まで流れるようになりました。同時にロシア軍の敗走が度々、報じられるようになりましたが、敗走を日本人の感覚で捉えると間違えてしまいます。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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大陸国では不利になると逃げるのは普通

逃亡する兵士 三国志ver

 

日本のような島国では、逃げるというと全てを捨てての逃亡=敗走と認識しがちです。しかし、これは世界の常識ではなく、どこまでも陸地が広がる大陸では戦況が不利になると逃げるのが普通で、少し逃げては別の陣地に入り込んで、また頑強に抵抗するのが当たり前なのです。

 

日露戦争で日本軍もロシアの陣地戦に苦しんだ

日本兵vsロシア兵(日露戦争)兵士とモブ

 

現在、ウクライナ軍はロシア軍がウクライナの占領地に構築した竜の歯と呼ばれるコンクリート製の戦車防壁や塹壕、地雷に苦しめられていますが、百年以上前の日本軍も、満洲の地において、帝政ロシアのセメントを用いた頑強な陣地と新兵器機関銃に苦しめられました。ロシア軍は陣地の内側に籠って抵抗し、不利になると大挙して逃げ、別の陣地に籠って抵抗するので日本軍は僅かしか進めずに疲労し苦戦を強いられたのです。日露戦争から118年経過したとはいえ、民族の基本的な戦い方はあまり変化しないようですね。

 

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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