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プーチン大統領の大誤算ドイツへのガス供給停止でドイツの[ロシア離れ加速]

2023年8月1日


世界史05b ロシアの国旗b

 

エネルギーと食糧資源国であるロシアは、この2つを外交の切り札として利用してきました。特にウクライナ戦争でEUと歩調を合わせロシアへ経済制裁したドイツに対しプーチン大統領は天然ガスの供給を停止。これでドイツが音を上げると見ていましたが、逆にドイツはロシア資源に依存する危険性に気づき始めたようです。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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カタールとの間で年間200万トンのLNG購入契約を結ぶ

世界史02 プーチン風大統領

 

ロシアからの天然ガスの輸入が出来なくなったドイツですが、ここから死に物狂いで代替エネルギー獲得に奔走。カタールとの間で液化天然ガスを年間200万トン15年間にわたり購入する契約を結び、さらにノルウェー、カナダなどの調達先の多様化を進めました。

日本史01 煙を吐く工場

 

当然、これらの国々に足下を見られ、高値を吹っ掛けられたドイツですがEUの勝ち組である立場を利用し金を使い国内の需要をなんとか満たしたのです。2022年は幸いにドイツが暖冬であったこともあり、ドイツはエネルギー危機をとりあえず乗り切りました。

 

 

中国とも距離を置き始めたドイツ

世界史03 習近平風国家主席

 

天然ガス資源を餌にドイツを操ろうとしたプーチン大統領の思惑は裏目にでました。ドイツはロシアを安定的な資源供給国だと認識した自国の甘えを打ち砕かれ現実を見るようになっています。同様にドイツは政治的な理由でレア・アースの供給を一方的に断ち切る中国などに対しても安定的な資源供給国ではないとして見切りをつけているようです。プーチン大統領はドイツを困らせようとして、藪を突いて蛇を出したのかも知れません。

 

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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