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プーチン大統領相変わらずの核の恫喝[サルマト]配備の裏に通常兵器不足か?

2023年9月7日


世界史02 プーチン風大統領

 

 

核ミサイルによる恫喝を繰り返す国は?という問いには多くの人が北朝鮮と答えるでしょう。しかし、最近ではそれがロシアに追い抜かれる日も近そうです。ロシアが最新式のICBM(大陸間弾道ミサイル)の配備を発表しました。ウクライナへの軍事支援を継続する欧米を牽制する構えのようです。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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ロシア国営宇宙開発企業ロスコスモスが発表

世界史05b ロシアの国旗b

 

ロシア国営の宇宙開発企業ロスコスモスのボリソフ社長は9月1日、10個以上の核弾頭を搭載できるとする新型の大陸間弾道ミサイル「サルマト」が実戦配備されたと表明しました。このサルマトの射程は最大で18000キロでアメリカの防衛網を突破して本土を攻撃できるとしています。プーチン大統領は今年の6月に「核兵器の強化が重要だ」としてサルマトの実戦配備をほのめかしていましたが、それを実行した形です。

 

 

核頼みは終わりの始まり

 

昔から核兵器に頼る国は衰亡すると相場が決まっています。北朝鮮を見れば分かりますが北朝鮮が核弾頭を積めるミサイル実験に執着するのは、それ以外の装備が貧弱でお話にならず、核兵器の大量破壊にすがるしかないからです。プーチン大統領も同じ事であり、もはや通常兵器がウクライナの善戦で枯渇し、兵員も集まらず軍事パレードも中止せざる得ない状況で、核兵器への依存を強めているのです。

 

 

決して撃てないサルマト配備の滑稽さ

世界史02 爆発が起きる都市 モブ

 

また、被害が限定的な戦術核ならまだしも、テキサス州を瞬時に潰滅させる大陸間弾道ミサイルなど発射できるわけがありません。そんな事をすればアメリカが核による報復を決行し、核戦争で世界が灰になるだけです。恫喝以外に使えないサルマトを仰々しく持ち出す時点でプーチン大統領に、ほとんど余裕がないのは明らかでしょう。もういちど言いますが、核に頼った時点でその国は衰亡するのです。

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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