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第二次趙北部攻略戦始まる
次のページからは、秦の生き残りをかけた第二次趙北部攻略戦が開始されます。総指揮官は前回しくじった昌平君です。今回飛信隊は列尾を通過して趙に入るのではなく、太行山脈を通過して太原に入るようです。これは昨年の失敗を繰り返さないためでした。ここで副長の渕さんが、飛信隊の人数が飛信隊と羌瘣隊を合わせても8000で前回の戦いの半分程度しかない事を危惧します。ただ、それについては河了貂が太原で飛信隊が補充される予定だから心配はいらないと答えました。
20万の大軍が集結する太原
太原に到着した飛信隊はすでに集まっていた20万の大軍に度肝を抜かれました。兵力の大半は、前回に狼孟軍に蹴散らされて逃げ戻った秦北東部軍のようですが、その後、昌平君からの命令もあり、汚名を返上すべく士気は高いようです。そして、太原で飛信隊に配属された兵力は22000、つまり、今回飛信隊は3万という過去最大の数で李牧に挑む事になりました。
キングダム769話ネタバレ「飛信隊力試し」
次に場面は軍議のシーンとなり、李信は目の前の狼孟城を飛信隊が直接指揮して落とすと提案します。北東部軍の総大将、黒修馬と副官の田隼は、狼孟城は北東部軍だけで攻略し、飛信隊の兵力は本戦に温存した方がいいのではと提案しますが、李信は狼孟城を攻めて新兵の訓練代わりにしたいと余裕を見せます。黒修馬は、狼孟には青歌から派遣された軍がいる事を警戒しますが、河了貂は王翦からの情報で青歌軍はすでに狼孟には居ない事を掴んでいました。つまり李牧は狼孟は捨てるつもりで戦力を趙の北部に温存しているという事でしょう。
新生飛信隊が狼孟に襲い掛かる
秦は太原に大軍を集結させる一方で、すでに陥落させている鄴にも騰を派遣して兵力を増やし、二正面作戦を敷くと同時に、南の楚や魏を警戒する布陣を敷きます。飛信隊は一気呵成に青歌軍が退去した狼孟城に攻めかかります。二度目にして秦が壊滅的な被害を被る第二次趙攻略戦の幕開けです。次回770回に続きます。
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