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ロシア軍ベラルーシ撤収、単なる策略か?[それとも…]


世界史04a ウクライナの国旗a

 

ウクライナの国境警備当局者は、2023年9月9日までに、隣国ベラルーシに駐留し訓練を行っていたロシア軍のほとんどが他の地域に移動したと発表しました。この状況が示唆するのは、ロシアがベラルーシから軍を撤退させ、その結果としてロシア軍の弱体化が起こっている可能性でしょうか?

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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ロシアのベラルーシ駐留軍の撤退

世界史01 飛行するドローン

 

ウクライナの情報筋によると、2023年9月7日時点で、ロシアはベラルーシに駐留していた部隊のほぼ全てを撤退させ、新たな部隊の到着も見込まれないとの報告が寄せられました。

 

 

ロシア軍、ウクライナ北東部への移動

 

一方で、中立的な軍事専門家は、ベラルーシのロシア軍部隊が、ウクライナの北東部、具体的にはハルキウ州のクピャンスク市と東部ルハンスク州のクレミンナ市の間に向かった可能性があると指摘しています。ウクライナの報道官も、北部のチェルニウ州、北東部のスーミ州、ハルキウ州に頻繁に砲撃が行われていると述べ、これらの州はベラルーシの東部に接しており、ウクライナとロシアの北部国境線に位置しています。

 

 

ウクライナ、国境警備を強化

世界史01 ゼレンスキー風大統領

 

これらの情報を総合すると、ロシア軍はベラルーシ国内ではなく、ウクライナとの国境に近いベラルーシ領内に隠れており、ウクライナへの侵攻の機会をうかがっている可能性が考えられます。ウクライナも、北からのロシア軍侵攻に備え、国境線の警備を強化しています。一方で、ウクライナ東部と南東部ではウクライナ軍の反撃が続いており、ロシア軍は南方への進撃に苦戦している状況です。そのため、ロシア軍がベラルーシを経由せず、直接ウクライナ領内に侵攻する計画を立てている可能性も考えられます。

 

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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