9月22日に特殊部隊に空爆され死亡したとウクライナメディアが発表したロシア黒海艦隊のソコロフ司令官。本当であればロシアにはかなりの痛手ですが、ロシアは次々とソコロフ司令官の生存の様子を伝えています。
作戦会議にリモート出席するソコロフ氏
ロシアは当初、ロシア軍の作戦会議にリモートで出席しているソコロフ司令官の映像を公開しました。しかし、この映像、僅かに数秒しかソコロフ氏が映らない上に、他の将軍たちが首を動かしたり、まばたきしている中でソコロフ氏だけが口を真一文字に結び、微動だにしていません。椅子もソコロフ氏のモノだけが不自然に大きく、座っているというよりは、立てかけられているという感じでした。
元気にインタビューに答えるソコロフ氏
さすがにこれでは欺けないと感じたのかロシア政府は、9月27日にインタビューに答えるソコロフ司令官の映像を公開。映像の中でソコロフ氏はロシア軍内のサッカートーナメントの表彰式に出席していて「私たちには何も起こらず、黒海艦隊は任務を遂行している」と元気そうにコメントしていました。しかし、この映像に関してウクライナメディアは、トーナメントは18日に終了していて、映像はウクライナ軍の黒海艦隊司令部襲撃前に撮影されたものだと主張しています。
死亡しているか重傷の可能性大
しかし、ロシア政府のペスコフ大統領報道官は、ソコロフ氏が無事かどうかについて質問されても、国防省から情報が来ていないとして明確な回答はしていません。これは、ソコロフ司令官がすでに死亡しているか、かなりの重傷で公表する事がロシア軍の士気にかかわるからではないかと思われます。
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