ウクライナ国営通信の話によるとロシアが2014年に強制併合した南部クリミア半島へウクライナ軍特殊部隊が上陸作戦を決行。ロシア軍に大きな損害を与え、ロシア黒海艦隊の一部が退避したとの情報が入りました。
10月4日までにクリミア半島に上陸作戦を展開
クリミア上陸軍は、ウクライナの特殊部隊が担い、黒海に面したクリミア半島西岸に、ここ数日の間に上陸し、ロシア空挺部隊に打撃を加えました。ウクライナ軍にも少なからぬ被害が出たようですが、特殊部隊は任務を完了しクリミアから撤退したそうです。
アメリカ戦争研究所の分析
この情報については、アメリカのシンクタンク「戦争研究所」がロシア海軍が黒海艦隊の数隻をクリミアの軍港セバストポリからロシアの南部ノボロシスクに退避させたとの分析を出しています。この分析に従うなら黒海艦隊はウクライナ特殊部隊の攻撃を恐れてセバストポリを退避したと考える事も出来そうです。
探りをいれるウクライナ軍
今回の作戦は、9月22日にウクライナ特殊部隊に空爆され死亡したとされるロシア黒海艦隊のソコロフ司令官と黒海艦隊指導部の状況を見て、クリミア半島のロシア軍が、どの程度、ウクライナ軍の攻撃に対応できるかのデータを取るためのものと見られます。
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