ウクライナのゼレンスキー大統領が、F16戦闘機と同様に重要視し、供給を熱望していたアメリカの長射程ミサイルATACMS(エイタクムス)が、つい最近ウクライナに提供され、実際の戦闘で使用されたという情報が入ってきました。この出来事に対して、プーチン大統領はアメリカを厳しく非難し、ATACMSの支援を継続すればアメリカがますます紛争に巻き込まれることが明白だと警告しました。
プーチン大統領が北京でアメリカを非難
ロシアのプーチン大統領は、北京訪問中の10月18日、アメリカがウクライナに長射程地対地ミサイルATACMSを供与したことを「誤った行為」と非難し、アメリカがますます紛争に巻き込まれることを警告しました。
しかし、ATACMSは大した脅威ではない?
プーチン氏はATACMSが一定の脅威であることを認めつつ、ロシア軍はATACMSミサイルを迎撃できるため、戦況には変化がなく、ウクライナの苦境を延長させるだけだと述べ、ウクライナへの同情の言葉を口にしました。しかし、途中で彼は再び怒りを露わにし、「アメリカはこの紛争に関与していると私たちは信じている」との言葉を発しました。
ゼレンスキー大統領、アメリカに感謝
アメリカの情報紙によると、10月17日にウクライナ軍は米国から供与されたATACMSミサイルを使ってロシア軍に攻撃を仕掛けたと報じられています。同日、ウクライナのゼレンスキー大統領は、ATACMSの正確性を称賛し、このミサイルの効果を強調し、バイデン大統領に感謝の意を表明しました。
ATACMSはゲームチェンジャーとなるか?
ATACMSは最大射程が300キロ、最大高度が50キロという長射程ミサイルで、ウクライナ軍はこれを使って遠隔地からロシア軍の陣地を攻撃できる能力を持っています。ATACMSを使用してロシア軍陣地を攻撃し、その後地上軍を展開するなど、多くの戦略的な用途が考えられますが、果たしてATACMSがウクライナ戦争においてゲームチェンジャーとなるでしょうか?
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