北朝鮮のミサイル発射が急増している中、筆者も早朝にJアラートによって目を覚まされ、日本政府の北朝鮮対策に不安を感じています。このような状況下で、日米韓の防衛相がオンラインで協議を行い、北朝鮮の弾道ミサイルに対する取り組みについて話し合いました。
日米韓の三国防衛相、オンライン協議
2023年11月12日、木原防衛相はアメリカのオースティン国防長官と、韓国のシン・ウォンシク国防相とテレビ電話を通じて協議を行いました。彼らは北朝鮮の核やミサイルの脅威について共通の認識を持ち、地域情勢に対する取り組みを進めていることを確認しました。北朝鮮のミサイル警戒データのリアルタイム共有についても最終段階に差し掛かり、年内にメカニズムの起動に向けた調整を加速する方針で一致しました。
ミサイル警戒データのリアルタイム共有とは?
今回協議されたミサイル警戒データのリアルタイム共有は、これまで別々に探知された北朝鮮のミサイル発射情報を、即座に三国で共有する仕組みです。これにより、日米韓は北朝鮮のミサイル発射情報を時間差なく共有し、迅速かつ連携した対応が可能になります。
北朝鮮の安保理決議違反への非難
さらに、日米韓の三国防衛相は、北朝鮮が過去に類例のない頻度で弾道ミサイルを発射していることを強く非難し、「北朝鮮が人工衛星打上げを名目に繰り返す弾道ミサイル技術の実験は、国連安保理決議の深刻な違反である」と強調しました。
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