広告

経済制裁でロシアの航空機トラブルが3倍に激増、それでも[飛び続ける]航空機

2023年12月17日


世界史05b ロシアの国旗b

 

ロシアが2022年2月にウクライナに侵略を開始したことを受け、西側諸国はロシアに経済制裁を科しました。表面的には経済制裁が効いているようには見えませんが航空機を対象とした制裁はロシアの航空業界に多大な影響を及ぼしトラブルが3倍に増加しているようです。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


【誤植・誤字脱字の報告】 バナー 誤字脱字 報告 330 x 100



【レポート・論文で引用する場合の留意事項】 はじめての三国志レポート引用について



航空機トラブルが1年で3倍に増加

飛行機(プロペラ)に乗るkawausoさん

 

アメリカ政府はロシアの航空会社が運航する航空機を制裁対象に入れ、各航空機メーカーもロシアに対する交換部品や航空機の輸出を停止しました。その影響でロシアでは航空機の故障が1年で3倍に増加。最近の数か月間では交換部品が手に入らない事による技術トラブルで、国内便の緊急着陸などのトラブルが増えているようです。

 

 

 

故障の内容

 

トラブルの内容としては、エンジントラブルが30%、着陸装置の故障が25%と半分以上を大事故に繋がるトラブルが占めています。それら以外にも、ブレーキや尾翼の制御、空調や防風ガラスに関連するトラブルも故障原因の3%から6%に上るそうです。

 

 

それでも飛び続けるロシア航空

内容に納得がいかないkawauso様

 

海外から部品や航空機が入らなくても、近代生活を続ける上で空港が停止する事はありません。今年の9月から12月までに限ってもロシアでは緊急着陸やエンジンからの出火、エンジン故障などのトラブルが60件以上も発生していますが、どんな事が起きようとロシアでは平然と航空機がフライトを続けています。ロシア人の精神的な強靭さには呆れるというか驚きです。

 

 

 

ロシア旅行はご注意

東京スカイツリー、kawausoさん

 

現在、日本からロシアへの直行便はありません。しかし、第三国を経由してロシアに入国できます。もっとも現在ロシアの敵対国になっている日本人は入国審査で長時間待たされ、厳しいチェックを受けます。それらは別としてもロシア国内の航空機の状況を見ると、戦争が終わるまではロシアの航空機には搭乗しないのが無難でしょう。

 

▼こちらもどうぞ

戦争をしている場合?老朽化住宅に150万人 が居住[ロシアの現実]

 

 

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
kawauso

kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

-外部配信