不倫しているとミス日本失格なのか?椎野カロリーナさん[グランプリ辞退]

2024年2月10日


東京スカイツリー、kawausoさん

 

 

ミス日本協会は公式ホームページにおいて、第56回「ミス日本コンテスト」でグランプリを獲得した椎野カロリーナさんが既婚男性との不倫報道を受けて、2月5日グランプリを辞退した事を発表しました。ミス日本協会は、この申し出を受理したそうです。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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文春オンラインで既婚男性との不倫が報じられる

明智軍記_明智光秀_書類

 

 

カロリーナさんはグランプリ選出直後の1月31日、文春オンラインで妻子ある有名医師との不倫疑惑が報じられました。当初、カロリーナさんは不倫の事実を否定し、ミス日本も2月1日に発表した声明で、妻子ある男性が独身である事を述べてカロリーナさんに近づいたために起きた事で彼女に非はないとしていました。また、不倫が報じられた医師も既婚者である事を隠してカロリーナさんに近づいたのは事実で、既婚者である事が知られた後、彼女には会っていない、彼女には非がないと擁護していました。

 

 

一転、不倫の事実を認める

 

しかし、その後、カロリーナさんは、当初は既婚男性と知らずに交際していたが、その後、既婚者である事を知った。知った後も関係を続けていたとし文春オンラインの記事が事実である事を認め、ミス日本グランプリを辞退する事になりました。この問題を受けて、世間では、不倫していた癖にミス日本に申し込む事自体、他の応募者に失礼だと批判する声が上がっています。

 

 

不倫するとミス日本の資格はないのか?

内容に納得がいかないkawauso様

 

この問題で引っ掛かるのは、不倫した女性にミス日本の資格はないのか?という点です。不倫は道徳的に善くない事ではありますが、刑事罰ではありません。民事訴訟で慰謝料を請求できるのも不倫された妻や夫のような当事者だけであり、どこまでもプライベートな問題に過ぎないのです。ところが日本では不倫の当事者でもない無関係な人達が不倫は怪しからんと大合唱して責める江戸時代のような風潮が昔からあります。迷惑を被ったわけでもない第三者が有名人と言うだけで、他人の色恋をあれこれ責めるのは極めて下世話でしょう。

 

 

人を好きになるのが罪なのか?

テレビを視聴するkawauso編集長

 

確かにカロリーナさんが、当初は交際相手が既婚者だとは知らなかったと不倫を否定しておいて、その後、交際相手が既婚者と知った後も交際を続けていたと嘘をついたのはよくない事です。しかし、一度好きになってしまってから相手が既婚者だと知っても、じゃあ、別れましょうとは簡単にはならないでしょう。心の中で葛藤がありつつも未練を断ち切れずに関係が続いたとして、どうして無関係な第三者にそれが責められるのでしょうか?たまたま、好きになった相手が既婚者だったからと言って、不倫する女性にはミス日本の資格がないというのは、あまりに人の心を知らない杓子定規だと私は思います。恋愛は少女漫画のように清く正しいモノとは限りません。妻から愛する夫を奪うような略奪愛だって存在します。恋愛感情がもつれて殺人事件になる事だって、星の数ほど起きています。しかし、それがどのような形の恋愛であっても、人間の感情の一部に違いはなく、この恋愛は善くて、この恋愛は悪いなどと他人が評価できるものではないのです。

 

 

ミス日本の対応は残念

kawausoさん

 

ミス日本が正しい恋愛を規定していて、それに反したらグランプリを取り上げると規約に明記しているならともかく、既婚者と交際していたというだけで、グランプリ辞退を受け入れるというのは、どうも日本的ことなかれ主義に見えます。恋愛は人の数だけあり殺人や傷害や監禁、脅迫、詐欺などに関係ない限り、当事者以外、口を出すものではないという近代の常識を日本人はいい加減に覚えるべきではないでしょうか?

 

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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