北朝鮮が朝鮮半島の統一を放棄![北朝鮮国歌も変更に]

2024年2月17日


東京スカイツリー、kawausoさん

 

朝鮮民主主義人民共和国が国歌「愛国歌」の歌詞を一部変更した事が北朝鮮外務省のホームページで明らかになりました。変更された部分は朝鮮半島全体を指す「三千里」という文言で変更後は「この世界」と変わりました。今年の1月、金正恩朝鮮労働党総書記が韓国との平和統一の放棄を表明した際に統一に関する標語を使わない方針を提示していましたが、今回の国歌変更もこれに沿った措置と見られています。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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北朝鮮の国歌「愛国歌」とは?

魯粛、周瑜、袁術

 

北朝鮮の国歌は金日成主席時代の1947年に制定されました。歌詞は、朝に輝けこの山河、金銀の鉱物資源に恵まれ、三千里の美しいわが祖国。半万年の悠久の歴史に誉れ高き文化を培った優れた人民の栄光。この身の全てを捧げ朝鮮を永遠に守ろう。と言った内容で2番まであります。北朝鮮では小学校1年生の教科書に掲載されるほどの有名な歌だそうですが、伴奏だけで歌詞が歌われる事はあまりなく、曲は知っていても歌詞は知らない北朝鮮人民も多いそうです。

 

 

三千里が削除され統一を放棄

西遊記 閻魔大王

 

 

今回、変更されたのは「三千里の美しいわが祖国」という部分の三千里で、ここが「この世界の美しい我が祖国」に変更されました。この三千里という表現は半万年同様に広く使用されていて、同様の変更は各方面に渡ると考えられています。

 

 

韓国を敵国認定した金正恩

世界史02 プーチン風大統領

 

金総書記は、1月の最高人民会議において韓国を「敵国」と憲法に明記すべきだと表明するなど、韓国離れを加速させています。その背景にはウクライナ侵略以後、世界の嫌われ者となったロシアと接近している点が挙げられます。資源大国であり事実上のプーチンの帝国であるロシアと経済や軍事面で親密になった事で、韓国の軍事力は問題にならないと金総書記は考えているようです。

 

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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