7億ドルの史上最高額の契約金で今季からドジャーズに移籍した大谷翔平。その大谷選手を日本のテレビは海外まで追いかけ飼っている犬の事まで報道しています。日本人プロ野球選手がメジャーで活躍するのは、日本人として嬉しいですが、それでも、最近の日本のテレビ、朝から晩まで大谷翔平ばかりで正直ウンザリしませんか?私と同じように小説家の深町秋生さんもツイッターで報道ステーションが、政治とカネの問題の国会論戦よりもドジャースに移籍した大谷翔平のキャンプ情報に時間を割いた点に苦言を呈していました。
報道あまりしてないステーションではないか
小説家の深町秋生さんは2月14日夜にツイッターを更新。テレビ朝日系の「報道ステーション」について、私はテレビっ子なので「報道ステーション」を見ていたが、大谷翔平のキャンプの様子を延々伝えた後で5分ほど国会と裏金問題を放送してた。これでは、報道あまりしてないステーションと改名したほうがいいと思うと苦言。さらに、テレ朝がドジャーズ開幕戦を放送するみたいなので「宣伝ステーション」でもあるらしい」と呟きました。深町さんの仰る通り、こんなに大谷翔平を報道してばかりならメジャーリーグベースボールステーションとタイトルを変えた方がいいでしょう。
テレビは天下の公器のハズでは?
2月14日の報道ステーションは、トップニュースで4歳の娘を殺害した容疑で東京の資産家一家の両親が逮捕された事件を取り上げ、午後10時24分頃より大谷のキャンプ情報や、メジャーの大物選手のキャンプ宿泊事情などCMを入れて11分間報道。そして、申し訳程度に国会関連の情報をCMを含め約5分間報じました。普通なら自民党の裏金問題をメインにすべき時に大谷翔平のドジャーズキャンプを優先する報道ステーションの体たらくには、深町さんのフォロワーからも「全国民がオータニさんに関心あると思わないで欲しい」というコメントや「大谷翔平がバッティング練習で柵越え連発した事の何が速報?」「報道捨てーション略して報捨」と感想が寄せられました。
国民の政治への無関心を嘆くTVが一番無関心
国政選挙の投票率が低いと決まってキャスターが神妙な顔で「国民の政治離れが加速しています」と良識ぶったコメントを出す報道番組。しかし政治離れを嘆くテレビが民主政治の根幹を揺るがす政治とカネの問題より、ドジャーズキャンプで柵越えを連発する大谷翔平を褒めちぎる方に時間を費やすようでは、今後、二度と国民の政治離れなんて言ってはいけないでしょう。
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