茂木健一郎氏の中二病発言に色々と[疑問符]が浮かんだ

2024年3月22日


内容に納得がいかないkawauso様

 

物議を醸すコメントで有名な脳科学者茂木健一郎氏が3月17日に自身のツイッター(現X)を更新、その中でメディアで活躍している「厨二病の論者」なる存在について、多様性は尊重するけれど、日本全体で過度に相手をすべきではないし、またメディアを乗っ取られるべきではない。諸外国と比べれば明白な事と私見を述べました。厨二病論者と聞くと筆者も個人的に色々な名前が浮かびますが、それはともかく、なぜ茂木氏は140文字しか書けないツイッターで、こんな物議を醸す事を言うのでしょうか?

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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漠然としたツイート

袁術

 

物議を醸している3月17日の茂木健一郎氏のツイートは以下のようなものです。引用開始「世の中に厨二病の方々がいらっしゃるのは一種の多様性だしそういう時期や文脈もあるかもしれないけど、日本全体として過度に厨二病につきあう必要はないし、論者のそのような側面を尊重する必要もないし、ましてやメディアを乗っ取られるべきではない。諸外国と比較すればそれは明白なことだ。」引用終。言いたい事は何となくわかるのですが、学者にしては漠然とした曖昧な内容ではないでしょうか?まるで、高齢者は集団自決した方がいいとか、集団切腹した方がいいとか、尊厳死、安楽死の議論を進めた方がいいとか、意味合いも背景も異なる言葉を「死」という一括りで混在させて発言し批判された人によく似ているような気がします。

 

 

ツイッター(現X)は炎上誘発装置

炎上する城a(モブ)

 

筆者が考える限り、他人を批評するのにツイッターほど向かないSNSはないと思います。ノーマルなプランの場合、たった140文字しか書く事が出来ないからです。140文字で人物を批評しようとすれば、細かい事はまず書けず、それを補う形で断言型になったり、大体の意味を伝えるのに便利なネットスラングに頼る事になります。ネットスラングには「厨二病」や「チー牛」「メンヘラ」など人を揶揄するモノがありますが、多用するとコメントはキツイ口調になり、意図しないほどに読む人に強く伝わり、ツイートを目にした人のいらない反感を買う事になるのです。だから、ツイッターで議論をやるものではありません。自分で薪を背負って火の中に飛び込ぶようなものだからです。

 

 

実際はシラスの有料放送の宣伝?

kawausoさん

 

モヤモヤしてここまで書いてみましたが、3月17日の茂木氏のツイートの先を調べてみると、3月18日に放送プラットフォーム「シラス」にて茂木氏が「突発放送ハードワーク第20回 厨二病、さよなら」というテーマで放送配信していた事が分かりました。やられました!流石は脳科学者!3月17日のツイートは、茂木氏の生配信に視聴者を引き込もうとする宣伝ツイートだったようです。宣伝が目的であったのなら、思わせぶりで曖昧で読んだ人をモヤモヤさせる3月17日のツイートは、立派に目的を果たしたと言えるでしょう。おそるべし茂木健一郎!

 

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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