最近、YouTubeやツイッターなどで猫の動画が急激に広がっていますね。筆者も先日、中学生が歩きながら「ハッピー、ハッピー、ハッピー」と歌っているのを見て、その影響力に驚きました。知らぬ間に日本中を席巻した猫の動画、一体何がそんなに人々を引き付けるのでしょうか?
その正体は猫ミーム
SNSで溢れかえる猫の動画は、猫ミームと呼ばれています。ミーム(meme)とは、遺伝子(gene)とギリシャ語のmimeme(模倣)を組み合わせたもので、模倣によって人から人へと伝達、増殖していく文化情報のことです。猫ミームにはさまざまなものがあります。運転している(ように見える)猫、喧嘩して負けている猫、驚いている猫、踊っている猫、そして、舌を出して高速でしゃべるヤギや、吠える犬など、50種類以上の笑える動物ミームがあります。これらを多くの動画制作者が加工して笑える実体験などの動画に使用、人気を集めているのです。
なぜ大流行するのか?
なぜ猫ミームが大流行するのか?その一因は、動画に付随するBGMが耳に残り、猫の動きと調和していることです。これらの楽曲は口ずさみやすく、誰でも楽しめるものが多いのです。また、猫ミームは批判的なコメントが少ないことも大きな理由です。通常の動画ではバズると必ず批判的なコメントが寄せられますが、猫ミームではそういった荒らしは少なく、視聴者が心地よく楽しめる環境が整っています。
猫ミームはSNSのオアシス
猫ミームは、現実の辛さから逃れてSNSに集まる人々を癒し、心を和ませる場所となっています。その可愛らしさが、私たちに幸せを届けるのです。カワイイはやはり正義ですね。
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