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シーチキンの油の正体とは?[捨てるのはもったいなかった?]

2024年4月17日


 

真夜中に小腹が空いたときに食べるモノといえば、筆者はシーチキンやコンビーフハッシュです。どちらも汁気があり、ご飯に合うので食が進みます。さて、汁気といえばシーチキンの油ですが、皆さんはどうしていますか?

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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シーチキンの油の正体

三国志に出てくる海賊達

 

そもそもシーチキンから滲み出る、アノ油はなんなのでしょうか?味を見ると魚っぽいのでマグロから出ている出汁のように感じますが、実はシーチキンの油の大半は綿実油と大豆油なのだそうです。シーチキンを料理に使う人の中には、シーチキンの油を切ってから使う人もいるようですが、シーチキンの油は本来が調理油なので、料理に使用しても問題ありません。

 

 

シーチキンLやマイルドはどういう意味?

内容に納得がいかないkawauso様

 

さて、シーチキンといえば、本家シーチキン以外にもシーチキンLやシーチキンマイルドがあります。あれは一体、どういう意味か知っていますか?あれは、魚の種類を表していて、本家のシーチキンはビンナガマグロ、Lはキハダマグロ、マイルドはカツオが原料になっているそうです。また、最近登場したシーチキンEveryは、ブリが原料です。どうして、魚の名前を商品名にしないのか?と言うと、魚の名前で先入観を持たずにシーチキンを食べて欲しいからだとか…

 

 

シーチキンはSDGsだった

軍艦(明治時代)

 

そんなシーチキンは、はごろもフーズの登録商標ですが、元々は日本向けではなく、アメリカに向けて輸出されていました。シーチキン自体が日本の発明ではなくアメリカで誕生したものだそうですよ。戦後、食の欧米化が進んだ事で国内需要も見込めると踏んだ、はごろもフーズが1958年11月から販売を開始しました。当時、静岡県清水市の清水港には、大量のビンナガマグロが水揚げされていましたが、冷凍や冷蔵技術が発達していない頃で、保存が出来ないマグロはそのまま廃棄されていたそうで、それを見たはごろもフーズでは、余ったマグロが廃棄されないうちに缶詰にしてしまおうという事で、まぐろ油漬缶詰、シーチキンが誕生したのだとか、シーチキンは随分昔からSDGsな商品だったのですね。

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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