アメリカがウクライナに長距離ミサイル[ATACMS]を供与

2024年4月26日


世界史04b アメリカの国旗

 

アメリカはウクライナに対し地対地ミサイルATACMSをここ数週間で供与したと政府当局者明らかにしました。ウクライナはすでにこのミサイルを2度使用したと言われています。ATACMSの射程距離は300キロもあり、ウクライナ国内で展開するロシア軍への攻撃やクリミア半島への攻撃などに威力を発揮しそうです。

 

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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ミサイルの数については言及せず

バイデン大統領風大統領 アメリカ

 

今回供与が判明したATACMSはバイデン大統領が3月12日に承認したウクライナへの3億ドルの軍事援助パッケージの中に含まれていました。サリバン大統領報道官はミサイルを何発供与したのか明言は避けつつも、相当数をウクライナに供与したと述べ、さらに送る事になるだろうと述べています。

 

 

ウクライナ領内でしか使えない縛りがあるが…

世界史01 ゼレンスキー風大統領

 

アメリカは、すでに昨年9月、中距離ミサイルのATACMSをウクライナに供与していますが、ロシア領内も射程距離に入る長距離ミサイルについてはロシアを刺激する事を恐れて長い間議論が続いていました。しかし、ウクライナの劣勢とロシアの攻勢が伝えられる中で、バイデン大統領が2月中旬にゴーサインを出したとの事です。ただし今回の長距離ミサイル供与についてアメリカは、ウクライナ国内でしか使用できないと条件を科しているようです。

 

 

クリミア半島攻撃には使える

 

折角の長距離ミサイルもロシア国内に打ち込む事が出来ないのでは威力半減に思えますが、例えばクリミア半島はロシアが実効支配しているものの、国連がそれを無効としているので、現在でもウクライナの領土です。そのため、クリミア半島の奪還のためには、ATACMSを使用できる事になります。ロシアにはウクライナをどこでも攻撃する自由があり、ウクライナにはロシア本土を攻撃する自由がないとは、全く理不尽な戦争ですが、与えられた選択肢の中でのウクライナの奮戦を期待したいです。

 

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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