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ウクライナ領土併合の既成事実化か?[プーチンまたも核カード]


世界史02 プーチン風大統領

 

現在の世界で核使用をちらつかせて世界を恫喝している国は、2つ、ロシアと北朝鮮です。どちらも世界の嫌われ者ですが、その嫌われぶりでは金正恩を上回るロシアのプーチン大統領が、またしても西側に向けて核カードをちらつかせはじめました。その思惑には、武力で併合したウクライナ領土を手放したくないプーチンの思惑が見え隠れします。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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ロシアは領土保全と主権の為には核を使う

世界史02 爆発が起きる都市 モブ

 

プーチン大統領は6月5日、サンクトペテルブルクで外国メディアの編集者らと対話。その中でロシアが核兵器を使用しないと西側諸国が想定するのは間違いだと述べ、アメリカと同盟国を射程圏内に通常ミサイルの配備を計画していると示唆し、ウクライナを巡り、核戦争のリスクがあるかとの問いには、西側陣営はなんらかの理由でロシアが核兵器を使用する事はないと信じているが、ロシアには核ドクトリンがあり、ロシアの主権と領土の一体性が脅かされればあらゆる手段んを行使する事が可能であり、その中には核兵器も含まれる、軽々しく表面的に捉えるべきではないと述べました。

 

 

西側がウクライナ支援をやめれば戦争は終わる

世界史01 ゼレンスキー風大統領

 

また、プーチン大統領は記者団に対し、ウクライナでの敵対行為を終わらせるためには武器の供給を打ち切る必要があると述べ、武器の供給が停止されれば敵対行動は2~3ケ月で終わるとも語りました。プーチン大統領が対面形式で海外メディアと対話するのは2019年以来です。

 

 

わかりやすいプーチン君

kawauso

 

プーチン大統領の発言は、ロシアとウクライナの停戦に向けて、ウクライナの領土を併合したままにしておきたい思惑からきているようです。プーチン大統領は核を使用する上で、ロシアの領土保全と主権の侵害を口にしましたが、ウクライナ戦争ではロシアは寸土も領土を失っておらず、逆にロシアがウクライナ領土を奪い取って不法占拠している状態です。この状態でロシアの領土や主権に言及するのは占領地は全てロシアの領土だと言っているに等しく「奪い取った領土はロシアのものだ!返せというなら核攻撃だ」と国際法無視のプーチンの私心が丸見えの発言です。全く、子どものように分かりやすいですね。

 

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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