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ウクライナ、厳しい防戦状態もロシア領内への[攻撃認める声]挙がる


世界史02 爆発が起きる都市 モブ

 

アメリカがウクライナ支援を再開して1ヵ月以上が経過しますが、まだまだ全ての支援物資は届いていないようです。ウクライナの大統領顧問菅は、5月29日アメリカからの支援がまとまった規模で届くには数週間かかると発言していて、ロシアの猛攻に対しウクライナが攻勢に出るのは厳しい状況です。しかし、一方でアメリカや欧州よりウクライナに対しロシア領内への攻撃を認めるべきとする声も出ています。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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ロシアはミサイルと無人攻撃機でウクライナ全土を爆撃

世界史01 飛行するドローン

 

アメリカからの軍事物資支援が本格化するまえにウクライナの領土を寸土でも奪おうとロシアはミサイルと無人機攻撃を継続しています。一方でウクライナは砲弾や防空ミサイルの不足が続く中で防御戦闘を継続している状況です。ゼレンスキー大統領は、6月2日までの1週間でロシア軍がウクライナ領土内に多様なミサイルや航空機投下爆弾、無人機による爆撃を1000回近く繰り返したと発言しました。ロシア軍はペトロウスク州、ドネツク州、キロヴォフラード州やイワノ・フランキウスカ州のエネルギー施設を攻撃、水力発電所や火力発電所に被害が出ています。

 

 

 

アメリカや欧州からロシア領内の攻撃を認める声

バイデン大統領風大統領 アメリカ

 

ウクライナの防戦状況を受けて、これまで頑なにロシア領土内への攻撃を禁止してきたアメリカや欧州の態度に変化が生じています。アメリカ国務長官はバイデン大統領がアメリカが供与した兵器を使用してハルキウ防衛のためにロシア領内を攻撃する事を許可したと発言。オランダの国防大臣は自国が提供予定のF16戦闘機によるロシア領内への攻撃を認める発言をしています。この発言を受けてウクライナ軍は、ロシアのベルゴロド州を攻撃しミサイルランチャーを破壊しました。これまでウクライナ軍は長距離兵器を供与されても、ウクライナ領内のロシア軍を攻撃する事しか許されませんでしたが、それが緩和され、ロシア領内の兵站を叩けるようになれば、戦況にも変化が出てくるでしょう。

 

 

プーチンの核恫喝も通じず

世界史02 プーチン風大統領

 

プーチン大統領は、これら欧米の声に対し核の恫喝をしていますが、それは2年前から延々とやっている事であり、ほぼ効き目がない事は明らかです。そんな事をすれば、全世界を敵に回す事になりロシアは領土を増やすどころではなくなります。これはプーチン大統領が一番よくわかっている筈ですが、ウクライナ軍にロシア領内への攻撃が認められれば、これまで他人事だったロシア国民にも戦争被害が及ぶ事になり、プーチン大統領への不満が高まる事を恐れての牽制だと思われます。

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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