広告

ロシア軍で量産される亀戦車の[実態]とは

2024年7月1日


爆死する松永久秀

 

ロシア軍のウクライナ侵略を妨げているものはウクライナ軍が設置した地雷です。ロシア兵は地雷を除去しながら進撃しないといけませんが、その作業は兵士がするしかなく、ウクライナ軍の自爆型ドローンに狙われ多数の被害を出していました。そこでロシア軍が今年の春から投入したのがウクライナ軍から「亀戦車」と揶揄される重装備戦車です。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


【誤植・誤字脱字の報告】 バナー 誤字脱字 報告 330 x 100



【レポート・論文で引用する場合の留意事項】 はじめての三国志レポート引用について



亀戦車の概要

亀甲船(朝鮮水軍)

 

 

亀戦車は、地雷を地面からかきだして起爆させるローラーを前方下部に取り付け戦車の乗組員を自爆ドローンから保護するため、砲塔や車体を納屋のような即席のチェーン装甲で覆っています。亀戦車は全て装甲のフォルムが違うDIY感満載の造りであり、不格好な姿からウクライナ軍将兵の間で亀戦車と呼ばれましたが、地雷除去には効果を発揮しているのか、全長で1000キロに及ぶウクライナ前線のあちこちに出現しているようです。亀戦車は現在も増殖中であり、一部連隊では亀戦車用のパーツの提供を一般ロシア人に呼び掛けている状態だそうです。

 

 

言うほどではない亀戦車

世界史02 爆発が起きる都市 モブ

 

 

一定の成果を挙げているDIY感満載の亀戦車ですが、それがウクライナ軍の脅威になっているかといえば疑問であるようです。すでにアメリカからの武器支援が本格化したウクライナ軍では、大砲やミサイル、空中投下擲弾で亀戦車を攻撃。さらに亀戦車が対処したと宣伝した地雷や自爆型ドローンでも亀戦車を破壊しています。

 

 

主砲は使えず前は見えないロシアクオリティ

 

6月上旬、ウクライナ第22独立機械化旅団は、T-62戦車改造型の亀戦車を乗組員2名と共に鹵獲しました。結果、亀戦車は前方の視界がほとんどなく、そればかりか砲塔は固定されて使用できず、弾薬も積まれていないので射撃も出来ない事を明らかにしました。この亀戦車は60年代の退役戦車をベースに改造され、新しい部分は無線機と対ドローン用の電波妨害装置だけだったとの事です。

 

 

透けて見えるロシアの物資不足

内容に納得がいかないkawauso様

 

ロシア軍は、兵力の供給こそ損耗に追いついていますがウクライナ軍ドローンに破壊される軍用車両の損耗が生産に追い付かず、深刻な戦闘車両不足に陥っています。そのため、使える戦車はどれだけ古くても引っ張りだして、張り子の虎でもないよりマシとしているのですが、今回の亀戦車もその延長でしかないようです。

 

▼こちらもどうぞ

プーチン大統領、自らを棚に上げ韓国の[武器供与]を牽制

 

 

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
kawauso

kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

-外部配信
-