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六将の責任
騰は、録嗚未や剛京に対し龍安を特別扱いしているのではなく、この南陽が特別なのだと言います。現在、韓全土では南陽を無血で開城した秦の動向を見ている。もし、ここで五百年の戦乱の掟に従うなら、韓の人々は恐怖し最後の1人まで戦うだろうし、新鄭を守っている17万の兵士の士気も上がる。しかし龍安を助命し南陽の人々を秦人と同じように扱うのであれば、韓人の信頼を勝ち得る事が出来ると騰は主張します。それが新しい六大将軍として自分が背負う責任だと騰は言いました。
南陽を韓と秦の交流の土地にする
剛京は騰に対し、では、百歩譲って龍安を助けてどうするのか?そのまま新鄭に攻め込まず、現状維持を続けるというのかと反論します。それに対し騰は、南陽では支配・被支配の関係を取らず、韓人も秦人も対等に扱い、相互の文化が交流する場にしたいと言います。南陽が秦王嬴政が目指す統一された中華のモデルになる、だから、その第一歩として龍安の斬首は認めないと言うわけです。
キングダム809話ネタバレ「隆国の提案」
剛京は騰の提案を理想論だと一蹴、そんな戯言はよそで言ってくれと言い、自分は殺されても龍安を処刑すると主張します。これまでもそうしてきたし、これが唯一の占領地の統治の方法だと剛京は確信を持っています。しかし、騰も引かず剛京を斬って自分も死刑になったとしても龍安を救うと詰め寄ります。ここで突如として隆国が割って入り、この問題は地位が上の人間の意見が通るべきだと主張。咸陽に使者を送り、地方長官と六大将軍の、どちらの地位が上かを聞いてくるまで、この争いは自分が預かると宣言しました。
騰の言い分が通り南陽に秦韓の旗が
剛京も騰も隆国の提案を受け入れ、すぐに咸陽に早馬が出されます。それからしばらくすると、南陽の城壁から韓の旗が降ろされますが、しばらくすると再び、秦と韓の旗が並んで翻るようになりました。これは、騰の主張が通ったという事でしょう。キングダム810話に続きます。
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