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[大物へのステップ]あなたも角栄に?6つの心得をマスター

2024年9月13日


田中角栄

 

特徴的なダミ声と、強力なリーダーシップ、昭和というキーワードと共に多くの日本人に記憶される大政治家、田中角栄、高等小学校卒から総理大臣に登りつめた彼の政治哲学には、私達の生活にも役立つものが沢山あります。そこで、はじさんでは、これを実践すれば、あなたも角栄になれる!?

 

大物になる6つの心得を紹介したいと思います、よっしゃ!よっしゃ!

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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【レポート・論文で引用する場合の留意事項】 はじめての三国志レポート引用について



1 人間を丸ごと、そのままで愛する事

 

田中角栄の言葉には、

 

「人間は全て出来損ない、だから、そのままの人間を愛せないといけない」

 

というものがあります、これは、ともすれば、自分と意見が合わない相手を、「あれは馬鹿だから」、とか、「あいつは低能」だとか言って軽蔑しがちな私達に、強い反省を思い起こさせてくれる言葉です。相手を軽蔑する前に、自分自身は相手を本当に分っているのか?自分の説明は、本当に相手に伝わったのだろうか?と考えてみましょう。自分も相手も完璧な人格には程遠い、出来損ないだと分っていれば、相手に厳しいハードルを無意識に突き付ける事なく、優しくなれる、そうではないでしょうか?

 

 

2 他人の悪口を言わない

 

田中角栄は、生涯、他人の悪口を言いませんでした。敵対する党や派閥は攻撃しても、そこに所属する人を悪く言う事は無かったのです。これは成功する人に多く共通していて、まず、他人の悪口を言うと、その悪口を聞いた人のあなたへの評判が下がります。次に、その人が別の人に、あなたの悪口を言うと別の人の中でも、あなたの評判が下がります。そして、最悪は、そうして流れた悪口が本人の耳に入ると、それは陰口になり、あなたへの絶対的な不信感に繋がります。

 

結果、悪口を言って下がるのは、一時の溜飲とあなたの評判だけなのです。

 

 

3 人の姓名と家族構成は必ず覚える

 

田中角栄は、数千人にも上る人の姓名と年齢、家族構成や仕事、悩みを記憶していました。なんで他人の事を細かく覚えるのか?と思うかも知れませんが、人は自分の事を覚えてもらえると、相手に対して親近感を持つからです。

 

それは、その他大勢ではなく、あなたが自分を特別に気に掛けてくれているという気分になるからです。さらには、その人の家族構成や仕事、悩みまで覚えていれば、その人は感激し、あなたの事をずっと忘れないでしょう。実際に敏腕営業マンは、顧客の氏名と年齢、家族構成を覚えていて、誕生日などには、贈物を欠かさないと言います。それが大した金額でなくても、効果は抜群で、大口の取引に繋がる事も多いようです。

 

 

4 どんな提案も結論を先に言い、要点を3つにまとめる

 

田中角栄は、とても暑がりで、かつ、せっかちな人物でした。まわりくどい前フリを嫌い、すぐに結論と要点を求めました。

 

「結論を先に言え!要点を3つにまとめろ!出来る事は出来る!出来ない事は出来ない!それをハッキリさせる事だ」

 

これはとても理に叶っている事です、要点を絞るとは、内容をすっきり理解させる事であり、結論を出すとは、出来る出来ないを明確にする事です。これは、楚漢戦争でも、漢の劉邦(りゅうほう)が行っていましたね。秦の厳しく難しい法律を簡単で易しくした法三章という故事です。

 

 

5 ライバルを褒めていけ!

曹操 ヨイショ

 

田中角栄は、国会議員140名が加わる自民党田中派のボスでした。自派閥の人間には、とても厳しかったのですが、一方で他派閥や、他の政党の人間には温情を見せ、弱みを握っても、追い詰めないように気を配っていました。

 

特に、他党でも、これは出来ると思った人は大げさな程に褒めてみせたと言われています。例え、敵と言っても、人に褒められるのは嬉しいものです。ましてや、知名度が高い田中角栄に褒められたとあっては、世間の評価も上がるとあって、隠れ田中ファンは大勢いたと言われています。

 

これは、三国志の曹操でも同じですが、人を褒めるのは、お金もいらず、手間も掛らず、相手も自分も失うものがなく良い気分になれる素晴らしい方法です。

 

「何がなんでも他人を褒めてたまるものか!」

 

という人以外は、身近な人から褒めてみるといいでしょう。

 

 

6 他人に恩を売りまくり忘れろ!

曹操 ヨイショ

 

田中角栄は、極貧の境遇から身を起こした人だったので、人情に厚い人であったと知られています。特に、金銭の事で訪ねてきた人には、それが他党、他派閥の人間でも必要な金を工面して渡していました。そして、「必ず返します」と頭を下げる相手に角栄が言ったのが、

 

「金なら返さんでいい、その代わり俺が困った時は助けてくれ」です。

 

実際には、角栄が人に金策を願う事は無かったのですが、こう言う事で相手の負い目や心理的な負担を減らしたのです。角栄に世話になった人達は、この時の恩義を忘れず、それが影になり、陽になり、分らない所で角栄を助けていました。金銭に限らず、困っている人を助けて、さらに恩着せがましい態度をしないというのは難しい事ではありますが、その陰徳が回りまわって、最後には自分を救うという事はあるようです。

 

 

三国志ライターkawausoの独り言

kawauso 三国志

 

いかがでしょうか?大政治家、田中角栄の政治哲学、、どれも、人生の参考になる事ばかりのように思います。すぐに、全てを実践できなくても、ひとつづつでも続ける事でいつか、あなたも田中角栄になれるかも知れませんよ。

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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