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キングダム812話ネタバレ「法の下」レビュー考察


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キングダム812話ネタバレ確定速報

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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足首斬りの刑

裴松之(歴史作家)

 

南陽では、秦からやってきた剛京を始めとする秦の役人と旧韓の役人との間で、毎日のように意見の衝突が起きていました。今回は友人が盗っ人をしようとするのを止めようとして一緒に逮捕された警察を任された男が同罪として「左足首切断の刑」を宣告されます。この刑罰に対して、旧城主の龍安は刑が厳しすぎると剛京に抗議しますが、剛京はこれが秦の法律だとして全く妥協せず、刑は執行されました。そして南陽の人民に対して、お前達は侵略されたのであり、決して特別扱いをせず、秦人と同様に扱うと宣言し悔しければ新鄭に助けてもらえと放言しました。旧韓の役人たちは剛京の横暴に憤りますが、龍安は決して反発してはならない。我々が反発すれば南陽の住民は決して秦の法に馴染まないとして我慢して秦法に慣れるように説得します。

 

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法の下

賈クが大嫌いな裴松之

 

そんな時、また事件が起きます。騰軍の兵士が南陽住民の娘に性的な暴行を加え、それを止めようとした娘の父が秦兵に刺殺され、激怒した娘の兄が秦兵を刺してしまったのです。南陽では、いくらなんでもこれは秦兵が悪いという意見と、そうは言っても秦の兵を刺しては罪は免れないとする意見に二分されます。しかし、剛京は「斬首だ」と言うと娘を暴行した秦兵の首を刎ねました。意外そうな顔をする旧城主の龍安に対し剛京は「あの兵は女を犯し女の父を殺した、ゆえに死罪」と述べ、法の下には秦人も韓人も関係なく、一般人も武人もない、全てが平等なのだと言います。これは一切の妥協も忖度も許さない秦の法の良い面が出た判断と言えるでしょう。

 

キングダム812話ネタバレ「変わりゆく南陽」

騰将軍(キングダム)

 

騰は事件に対し、遺族に十分な見舞金を与える事と、秦兵の綱紀粛正をより一層強めるように指示を出しました。こうして外では飛信隊と騰軍が入り乱れて実戦さながらの訓練が繰り返され、城内では南陽の住民と秦の役人がトラブルを積み重ねながら解決を繰り返す事で心の距離を縮めていきました。南陽の変化は、外からは分からず新鄭でも他の韓の都市でも、南陽の住民が酷い目にあわないように願うばかりでしたが、そのような思惑を遥かに超えて、南陽は変化していたのです。

 

キングダムネタバレ考察

 

 

 

 

 

運命の紀元前230年

馬に乗って戦う飛信隊の信

 

そして、紀元前231年が終わり、紀元前230年がやってきます。それまでに飛信隊は新兵の訓練を完全に終えていました。目指すのは新鄭に籠城する韓軍17万人、いよいよ六国の一角、韓を滅ぼす戦いの幕が開きます。キングダム813話に続きます。

 

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kawauso

kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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