
この記事の目次
キングダム859話ネタバレ「同情」
ところが李牧に李信狙撃を命じられた青華雲は近くまでやってきたものの乗り気ではありません。それというのも李信が下僕という身分から叩きあげて出世した苦労人である事を知っていたからです。「私の矢が十数年の青年の命懸けの苦労を無に帰すのか」と青華雲は思い返します。
幻の矢
その時、青華雲の胸を一本の矢が貫きました。態勢を崩す青華雲。周囲は青華雲が射られたと思って大騒ぎになります。しかし、それはイメージの矢でした。青華雲はイメージの矢が蒼仁から放たれた事を知り、内心喜びます。蒼仁と蒼淡の父、蒼源はイメージの矢に気づく事も飛ばす事も出来なかったそうなので、蒼仁の弓の腕前が中華十弓レベル。あるいは自分に匹敵するレベルだと青華雲は気が付きました。
初めての対等な勝負
青華雲はこの戦いに参加してよかったと思います。今までは一方的に敵を殺すだけだったが、この戦場には対等にイメージの矢を飛ばしあえる蒼仁がいるのです。空しい屍製造マシーンだった青華雲の弓矢が好敵手を得て、はじめて全力の戦いに挑むのです。
【次のページに続きます】







