大胆過ぎる時代考証でファンタジー大河と揶揄され、一時は視聴率12%の危険水域まで下がったNHK大河ドラマ「どうする家康」。しかし、第六話で13%台を回復し、第七話でも13.1%とギリギリで13%台を維持しました。視聴率回復の秘密はなんなのでしょうか?
第六話、第七話と女性陣が活躍
視聴率回復の理由、それは第六話、第七話と女性陣が生き生きと描かれているからかも知れません。第六話では松本まりか演じる忍者、女大鼠が妖艶なアクションを披露し男性視聴者を引き付けましたが、第七話では於大(松島菜々子)瀬名(有村架純)や登与(猫背椿)が、家康の「一向宗の寺には行くな!」の命令を無視し、変装した上で一向宗の拠点である本證寺の寺内町で踊りまくり、それぞれ夫がいるにもかかわらずナンパされるのを期待するという、かなり、はじけた場面が描かれたのです。
これは、時代考証的にどうかと思わなくもありませんが、女性陣が楽しそうにしているシーンは心が和みますし、今の時代に切実に必要とされたのではないでしょうか?
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有村架純の可愛さ全開
第七話で特に華があったのは家康の正室、瀬名姫を演じる有村架純です。特に身分を隠すために、於大が墨で瀬名の顔にタヌキメイクを施した場面には、その可愛らしさに萌え死んでしまった視聴者も多かったと思います。
視聴者がファンタジー大河に馴染んできた
当初は違和感がありありだった「ファンタジー大河」ですが、七話まで継続してきた事で随分と馴染んできました。特に本證寺の寺内町で家康のお供でやってきた榊原康政や本多忠勝が知らずに於大の方や登与をナンパし、きまずくなって踊って誤魔化すなど、史実では絶対アリエナイのですが、これまでの雰囲気作りも相まって、まあ、許せるかなくらいになってきました。この調子で、はっちゃける部分は、はっちゃけた方が、どうする家康は面白くなって視聴率も上がるかも知れません。
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