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ロシア軍のウクライナ電撃侵略は成功?それがダメになった驚きの理由は?

2023年3月11日


紅茶一揆(イギリスの紅茶文化と戦車)

 

ロシア=ウクライナ戦争から1年が経過しました。当初ロシアのプーチン大統領は10日間でウクライナ首都キーウを制圧し、8月までにウクライナ全土を制圧するつもりだったようです。しかし、1年経過してもウクライナ全土どころかキーウ制圧も出来ていないので、当初の現撃作戦は失敗したように見えます。ところがイギリスのシンクタンクによると意外にもロシアの電撃作戦は成功だったようなのです。それがどうして失敗したのでしょうか?

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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前線部隊に作戦をギリギリまで伝えず作戦成功

 

ロシア軍は当初、情報を完全に秘匿し前線部隊でさえ具体的な侵攻目標を知ったのは戦争の24時間前でした。そのため、ウクライナ側はロシアの侵略目標を把握できず、首都キーウの守りを割いて、ドンパスに軍事力を向けていました。これが功を奏し、ロシア軍はウクライナ軍の12倍という圧倒的な戦力でキーウの北側に進出し首都を包囲したのです。こうしてみると電撃作戦は成功に見えますがなんで失敗したのでしょうか?

 

 

なんとも間抜け!作戦目標を知らないロシア軍

 

ロシア軍の奇襲が最終的に失敗した理由は成功した要因と同じでした。なんとロシア軍の前線部隊には精密な作戦が伝えられてなく、それぞれの部隊の役割分担も出来ていないので、一致協力して戦う事が出来ず、バラバラに戦い始めたのです。

 

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ウクライナ人はロシアを歓迎すると考えていた呆れたプーチン

kawauso編集長

 

どうしてプーチン大統領は詳細な作戦を前線の部隊に与えていなかったのか?驚くべきことにプーチン大統領はウクライナ人は政府の圧政に苦しめられていて、ロシア軍を解放軍として迎えてくれるはずだと信じこんでいたようです。首都のキーウさえ落とせば、あとの都市はウクライナ軍を見捨てて、ロシアに迎合するから具体的な作戦はいらないと考えていたんですね。ウクライナの内情も知らず、自分の脳内妄想を現実と信じ込む、独裁者ってのは全くの裸の王様、アホですね。

 

 

作戦失敗を考えなかった

内容に納得がいかないkawauso様

 

そんな脳内お花畑のプーチン大統領ですから、ウクライナ侵略が失敗するとは夢にも思っていなかったようで作戦が失敗した後のプランもなにもありません。あとは、力任せにロシアから兵力を動員し、資源を湯水のように注ぎこんで力攻めに転じたのです。

 

今後の戦争の経緯は不明ですが、ウクライナを征服しようと、もはやロシアはそれに見合う見返りを回収できません。戦争の経費はロシア経済を悪化させソビエト連邦が崩壊した時のような深刻な貧しさをロシア国民にプレゼントするでしょう。全てはプーチンを選んだロシア国民の自業自得です。

 

西側諸国が供与した対戦車ミサイルと高機動ロケット砲

 

一方でウクライナ軍の善戦にはウクライナ国民の強い愛国心がありましたが、それに加えて、西側諸国から供与された対戦車ミサイルジャベリンと高機動ロケット砲マースの活躍があります。ジャベリンは兵士が肩に担いで運べるロケットランチャーで2000基が配備されていますが、ロシア軍の主力戦車の装甲を砕けるほどに強力で砲兵部隊の集中攻撃で活躍し、ロシア戦車部隊のキーウ占領を跳ね返しました。

 

もうひとつの高機動ロケット砲マースは、自走式のセンサー式ロケットで、80キロの射程で精密な攻撃が可能、ロシア軍の攻撃が届かない場所から弾薬庫、食糧庫、兵舎やライフラインなどを狙い撃ちにし、ロシア軍に大ダメージを与えました。

 

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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