組織には宿命的に上司と部下がいます。そしてダメな組織というのは圧倒的に上司がダメであり、それが部下に悪影響を与えて全体がダメになるのです。しかし、あなたが良い上司になろうとしても、理想の上司の姿は世代によって変わります。今回は20代男女が憧れる理想の上司と憧れない上司を見てみましょう。
参考:20代が憧れる「理想の上司像」とは? 男性と女性で求めるものがこんなに違う (調査結
憧れる上司は温和で頼りになる親友イメージ
20代男女が憧れるなりたい理想の上司の1位はいつも笑顔の上司でした。2位が正義のヒーロー・ヒロインタイプで普段は目立たないけど、いざという時は頼りになる存在。3位が困った時に、いつでも相談に乗ってくれる親友タイプでした。ここから分かるのは、20代男女の上司の理想像は、普段はやかましくないのに、いざという時は頼りになり同時に親友のように何でも気楽に相談できる存在という事です。
憧れないのは昭和モーレツ親父
逆にポイントが少ない「憧れない上司」を紹介しましょう。1位は熱血体育会系タイプ。2位は世話焼き母親タイプ。3位は危険を顧みない切り込み隊長タイプ。4位は教育視点を大事にする先生タイプ。5位は背中で語る父親タイプでした。憧れない上司像を総合すると、高度経済成長期のアクが強い猛烈親父タイプは嫌われる事が分かります。
社会の変化を感じ取り理想の上司を演じよう
高度経済成長期の日本は、終身雇用で給与は右肩上がり、一度就職すれば定年まで勤められ、結婚すると女性は専業主婦となり、家の事は全て妻の役割というイメージが確立しました。その中では、会社に忠誠を尽くし家の事は顧みずに仕事に全力という生き方も出来たのでしょうが、令和の世の中ではこれらの前提は全て覆っています。中間管理職の皆さんも古き良き昭和の残像を捨てて、新しい価値観に自分を合わせる必要があるかも知れませんね。
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