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なんで霊長類には指紋があるのか?

2023年4月19日


曹操を暗殺しようとする董承

 

犯罪捜査などで活躍する指紋、指紋は人によってそれぞれ違い、そのために個体を識別する重要な要素となります。この指紋は人間を含めた霊長類にありますが、どうして指紋が誕生したのでしょうか?

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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指紋はモノを掴むために発達した

 

指紋を構成する渦巻模様は皮膚が細かく隆起して山脈のようになったもので、皮膚隆線と言います。では、どうして霊長類に指紋が出来たのでしょうか?これは、タイヤの溝と同じで、手でモノを掴むときに摩擦を生み、掴みやすくするためでした。しかし、皮膚隆線だけでは、モノを掴むのに足りないので、手の平には汗腺と神経が集められています。こうする事で、手には適度な湿り気と掴んだモノを認識するセンサーが与えられ、モノを掴むのに適した手が誕生しました。

 

 

猿の中には尻尾の先に指紋があるモノもいる

司馬懿(ナマケモノ)

 

指紋はモノを掴むために発達した機能なので、尻尾で樹々にぶら下がる霊長類の中には、クモザルのように尻尾の先に指紋(尾紋)を持つ種類もいます。また、人間と違い、手の外側に掌紋を持つ種類も存在するのです。

 

 

正確には指紋だけではない

オンライン授業の講師を務めるkawauso編集長

 

正確に言うと、指の皮膚隆線を指紋と言い、手の平の皮膚隆線を掌紋と言い、足の皮膚隆線は足紋といい、それぞれ呼び方が違います。一緒くたにすると違うと怒られるかも知れないので注意しましょう。

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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