インフラを破壊し、民間人を暴行、虐殺し子ども達をロシアに連れ去る。まさに帝国主義時代そのままの野蛮なロシア軍。どうしてロシアは近代国になれないのか?ロシア統治時代を知るエストニアのカラス首相は、ロシアが野蛮なのは一度も国際的に裁かれていないからだとコメントしました。
ロシアは1940年代と同じ
カラス首相は46歳でソビエト連邦時代を知っている世代で、祖母や母からシベリア抑留で苦労した経験を聞いて育ち、ウクライナにおけるロシア軍の蛮行は1940年代と変わらないと言います。
ロシアは裁かれた事がないから変われない
カラス首相はロシアが前近代的な野蛮な国に留まる理由として、ロシアが国際的な司法の裁きを受けてない点を挙げます。第二次世界大戦でもロシアは多くの蛮行を働きながら、戦勝国に与した事で戦争犯罪の罪を問われなかったために、ロシア人には勝ちさえすれば何をしてもいいという野蛮な心が残ったのだと指摘しました。
ウクライナ戦争が西側の目を開いた
ソビエト連邦時代を知るカラス首相は、実際のロシアの野蛮さを知る東欧諸国と西側諸国との間にある。ロシアに対する認識の大きな違いに悩んだそうです。いくらロシアの野蛮さを説いて対露の安全保障を強調しても、西側諸国は「恐露病」だと笑い相手にしなかった時期が長かった。それがウクライナ戦争によりロシアの野蛮さが明るみに出て、ようやく西側諸国にも危機意識が出てきたのです。
ロシアを退却させプーチンを裁けるか?
裁かれた事がないために野蛮な国際法無視が横行するロシア、今回の戦争でロシアがウクライナ領内から退却した時に、世界はプーチン大統領に対し、国際法の裁きを受けよと言えるのでしょうか?
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