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しゃぶしゃぶは元々夏の風物詩として[売り出された]

2023年7月28日


酒を飲む曹操、劉備、孫権

 

薄切りにしたロース肉をお湯にさっとくぐらせてタレをつけて食すしゃぶしゃぶは、外国人向けのカタコト日本語になるほどに冬の定番料理です。しかし、本当はしゃぶしゃぶは夏の風物詩として考案されたってご存知ですか?

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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真夏に売り上げが落ちる焼肉店のために考案

張飛中華鍋

 

元々しゃぶしゃぶは夏の風物詩として売り出されました。理由は、うなぎ屋と同じで暑い夏には、焼肉屋の売り上げが落ちたからです。うなぎの場合は名コピーライター平賀源内が土用丑の日で売り出しましたが、しゃぶしゃぶは、肉を薄切りにして脂をお湯で取り、さっぱりさせて食べやすくする工夫で売り上げを回復しようとします。しかし、どういうわけか次第に冬の鍋としての存在感が強くなり、今では冬の定番になっています。

 

しゃぶしゃぶの語源は?

東京スカイツリー、kawausoさん

 

しゃぶしゃぶの語源は、薄切り肉をお湯にくぐらせるときのしゃぶしゃぶという擬音だと言われていますが、実はそうではないようで、しゃぶしゃぶを考案した大坂の老舗料理店「スエヒロ」の三宅忠一氏が1952年に、店のスタッフがおしぼりを、たらいでじゃぶじゃぶ洗っている場面から連想したそうです。白いおしぼりをたらいで洗うのはいかにも涼し気であり、このあたりも、しゃぶしゃぶが、元々夏の料理だった事を裏付けているように感じます。

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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