ロシア・ウクライナ戦争を受けて、岸田政権はこれまでの曖昧な防衛費対GDP比1%枠を撤廃し前年度比1,3倍の6兆8000億円としました。防衛費の増額は、あまり善い事ではありませんが、国境を接する強盗国家、ロシアの脅威を目前にしてはやむを得ないでしょう。そして、この強盗国家、現在、絶賛強盗中にもかかわらず日本の防衛費増額を非難しました。一体、どの口が言うのでしょうか?
中国ソックリな日本批判
ロシア外務省のザハロフ情報局長はロシアを欧州方面における最も最大、かつ直接の脅威と位置付けた日本の2023年の防衛白書を偽善的だと非難しました。何が偽善的なのか?内容を見ると、軍国主義日本が第二次世界大戦時、ナチス・ドイツの同盟国だった不都合な事実を日本は隠匿しているとし、さらに岸田政権は防衛費を大幅に増やして北東アジアとアジア太平洋地域の平和と安定に直接の現実的な危険をもたらしていると反発したそうです。この内容は中華人民共和国からレクチャーでも受けてのかな?と思うほど批判ぶりが同じです。
軍事費にGDPの4.4%をつぎ込んでいる国が何を言うの?
さて、6兆8000億円の日本の防衛費に文句をつけたロシアの軍事費は10兆8000億円と日本を4兆円上回り、対GDP比4.4%に上ります。長い間、対GDP比1%枠でやってきた日本がロシアさんの強盗ぶりに家のセキュリティを強化しただけで、文句を言う権利がロシアにあるでしょうか?80年前の戦争を持ち出して、日本を軍国主義と罵りながら、2023年の現在、侵略戦争を仕掛けている自国の姿は鏡に映らないんですかね?今は、ロシアこそが世界平和の脅威であるとは世界の常識です。恥じる気持ちがあるならさっさとクリミア半島を含めウクライナ領土を返還しなさい。
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