日本列島全体が猛暑に見舞われ、40度を超える地域もある中、過去100年間で気温が35度を越えたことが一度もないという関東の都市をご存知でしょうか?
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その場所は、千葉県勝浦市
首都圏で災害的な暑さが続く中、千葉県の勝浦市だけが驚くほど涼しい場所として注目されています。太平洋に面するこの街は、観測史上一度も35度以上の猛暑日を記録したことがなく、百年以上にわたり、猛暑から免れてきました。地元の人々は真夏であってもクーラーや扇風機を使わず、窓を開けずに快適に過ごしており、これには驚かされます。
勝浦が涼しい秘密
では、なぜ勝浦市はこんなにも涼しいのでしょうか?その大きな理由は2つあります。ひとつは市内に多く存在する小高い崖で、崖の間を風が無数に通り抜けることで涼しい空気が生まれ、気温を下げています。もうひとつは陸から近い場所に深い海が広がっており、温かい上層の海水と冷たい下層の海水が循環して海面温度が低下し、その冷たい空気が街に吹き込む仕組みです。
夏の涼しさ、観光のチャンスかも?
この涼しい街、勝浦市は評判が広がり、夏には全国から観光客が訪れて繁盛しているようです。観光地と聞くと、古刹、大仏、城、古戦場、特産品などが思い浮かびますが、勝浦市のように真夏でも快適な気候をアピールポイントとしている都市は珍しいですね。しかし、日本国内には勝浦市のような環境条件を持つ街が他にもあるかもしれません。真夏でも快適な気温を楽しめる場所に住んでいる方々にとって、観光客を呼び寄せる機会があるかもしれませんね。
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