ウクライナ政府は、ハルシチェンコ・エネルギー相が11月11日に公共放送を通じて、国内に足る冬季エネルギー資源があると発表しました。しかし、同時に、ロシアによるインフラ設備への攻撃に対する懸念も表明しました。
ロシアによるインフラ設備への攻撃増加
ロシアは最近数週間で60回に及ぶインフラ攻撃を仕掛けており、厳しい冬を前に、送電網を標的にすることで市民生活に影響を与える可能性が指摘されています。昨年の冬も、ロシアはドローンやミサイルを使用してウクライナの送電設備や発電所を攻撃し、大規模な停電を引き起こしました。
暖かい日が多いウクライナだがまもなく冬がやってくる
今年のウクライナは暖かい日が続いていますが、氷点下の厳しい冬が迫る中、直接的な戦闘が減少する一方で、ロシアによるミサイルやドローン攻撃の回数が増加しそうです。ハルシチェンコ・エネルギー相は、エネルギー確保だけでなく、ロシアの脅威に対する警戒も喚起しています。
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