人の能力は目に見えないため、人がどの程度実力を持っているかを知るためには、仕事内容などで知るしかありません。しかし能力を数値化してみれば、その人がどのくらいの能力を持っているのか一発でわかると思いませんか。そこで今回は黒田レンがある人物の能力値を勝手に数値化して見ました。
黒田レンが今回数値化してみた人物は、諸葛孔明に優秀な人材として認められていた馬謖です。
数値化する能力とは?
今回馬謖の能力を統率力、知力、命令に従う能力の三つを正史三国志を参考にしながら、数値化してみたいと思います。最大を100に設定し、最低を0に決めて数値化してみようと思います。
馬謖の統率力はどれくらい?
馬謖の統率力を数値化して見える化するとどのくらいの数字になるのでしょうか。黒田レンは馬謖の統率力を53にしたいと思います。
理由としては街亭の戦いにあります。この戦いは馬謖が魏軍にボコボコにされた戦いです。
どうして馬謖は敗北したのか。それは馬謖が諸葛孔明の進言を無視して山に布陣した事が原因です。山に布陣した馬謖は魏軍に山ごと包囲されてしまい、魏軍の総攻撃を受けて敗北。この時蜀軍はバラバラに逃げていてしまい、馬謖の統率力がしっかりと兵士達に行き届いていない事を証明しています。
しかし馬謖が兵士を率いて戦に出たのは、この時が初めてであり、もしかしたらほかの戦いに参加していれば、もう少し能力値をあげることが出来たかもしれません。街亭の戦いで兵士をバラバラにしてしまった馬謖ですが、彼の伸びしろを考慮して統率力を53にしたいと思います。
馬謖の知力はどれくらい??
次は馬謖の知力ですが、数値化するとどれくらいの能力値を持っているのでしょうか。馬謖の能力値を数値化した場合、88ぐらいではないでしょうか。正史三国志・馬謖伝によれば、馬謖は「人並外れた能力を持っていた」と記載されています。人並外れた能力とは黒田レンには想像できませんが、かなり優れた能力を持っていたと思われます。
だから正史三国志の作者である陳寿も上記のような表現をしたのではないのでしょうか。更に馬謖の知力面についてですが、南蛮征伐の時のエピソードがあります。馬謖は諸葛孔明と何年にもわたって南蛮征伐についての作戦を練ってきたと正史三国志に記載されています。そして諸葛孔明は馬謖が立案した作戦を採用している事から、優れた作戦を立案する能力を持っていた事が分かります。
しかし馬謖は街亭の戦いで敗北した責任を取って36歳の若さで亡くなっている事から、彼が本当に知力面で、優れていたのか実績が少なくいのが88どまりの原因です。そのため今回は馬謖の知力面における数値を88にしてみました。
馬謖の命令に従う能力はどれくらい
最後になりましたが、馬謖の命令に従う能力値が一体どれくらいあるのか。黒田レンが勝手に数値化してみようと思います。馬謖の命令に従う能力値は40ぐらいだと思います。馬謖は各地の太守に出世しており、しっかりと上司の命令を聞いて実績を上げてきたから太守の地位にまで上り詰めることが出来たのでしょう。
しかし馬謖は街亭の戦いで諸葛孔明の命令を無視して、大敗北してしまいます。重要な場面での命令無視は黒田レンにとってかなりマイナスイメージで、今回は馬謖の命令に従う能力値を40とかなり低めに設定させていただきました。
三国志ライター黒田レンの独り言
今回は馬謖の能力値を数字で見える化してみました。数値にしてみるとその人物がどれくらい凄かったのかわかりやすくなると考え、今回チャレンジしてみました。皆さんも三国志に登場する武将や英雄たちを列伝などを読んで勝手に数値化してみると結構面白いかもしれませんよ。
ぜひ試してみてください。
■参考 正史三国志蜀書など
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