日本では長い間、反社会イメージが強かったタトゥー。しかし最近では外国人観光客の流入や総合格闘技の日本人選手の活躍などで、タトゥーがそのまま反社と見なされる事も少なくなってきました。それは求人などにも反映され、タトゥーや金髪を認め、世界的な価値観の変化に沿った動きが出始めてきているようです。
USJはすでにタトゥー解禁
大阪市のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」では、すでに2021年9月から、征服に隠れる範囲で来園客に見えない事を条件にタトゥーを認めました。22年からは金髪も容認していて、従業員の個性や自主性を尊重しつつ、新たな求人を確保しようとする考えであるようです。
根本には人手不足
タトゥーや金髪に対し容認的なのは、人手不足が深刻な建設業や輸送業が多く、それ以外でも美容院やフィットネスジムも容認するところが増えています。ただでさえ人材集めが難しい業種で、最初に金髪不可、タトゥー不可にしてしまえば、その段階で求人者が大幅に減少するからです。外見はともかく、体力があり長く働いてくれる人なら文句はないというのが重労働系企業求人の本音なのかも知れません。
解禁できない業種も
日本の人材不足は深刻ですが、一方で簡単にタトゥーや金髪を解禁できない業種もあります。その代表は介護事業で利用者に高齢者が多い事からタトゥーや金髪に対し、怖いというイメージを持っている利用者が多いせいです。また、警備業は万が一、反社会的勢力に属する人を雇用すると警備業のライセンスを取り上げられる厳しい罰則があるのでタトゥー等に対し寛容に出来ない部分もあります。
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