日本全国の求人でタトゥー解禁の流れ[その背景とは]

2023年12月7日


背中に尽忠報国の入れ墨がある岳飛

 

 

日本では長い間、反社会イメージが強かったタトゥー。しかし最近では外国人観光客の流入や総合格闘技の日本人選手の活躍などで、タトゥーがそのまま反社と見なされる事も少なくなってきました。それは求人などにも反映され、タトゥーや金髪を認め、世界的な価値観の変化に沿った動きが出始めてきているようです。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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USJはすでにタトゥー解禁

于禁

 

 

大阪市のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」では、すでに2021年9月から、征服に隠れる範囲で来園客に見えない事を条件にタトゥーを認めました。22年からは金髪も容認していて、従業員の個性や自主性を尊重しつつ、新たな求人を確保しようとする考えであるようです。

 

 

根本には人手不足

日本史01 煙を吐く工場

 

 

タトゥーや金髪に対し容認的なのは、人手不足が深刻な建設業や輸送業が多く、それ以外でも美容院やフィットネスジムも容認するところが増えています。ただでさえ人材集めが難しい業種で、最初に金髪不可、タトゥー不可にしてしまえば、その段階で求人者が大幅に減少するからです。外見はともかく、体力があり長く働いてくれる人なら文句はないというのが重労働系企業求人の本音なのかも知れません。

 

 

解禁できない業種も

はじ三倶楽部 三国志警察

 

日本の人材不足は深刻ですが、一方で簡単にタトゥーや金髪を解禁できない業種もあります。その代表は介護事業で利用者に高齢者が多い事からタトゥーや金髪に対し、怖いというイメージを持っている利用者が多いせいです。また、警備業は万が一、反社会的勢力に属する人を雇用すると警備業のライセンスを取り上げられる厳しい罰則があるのでタトゥー等に対し寛容に出来ない部分もあります。

 

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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