広告

脳はあなたの幸福のために働いていない![では何の為に働く?]

2024年5月3日


西遊記 孫悟空

 

人間は進化し、言葉や文書を使った高度なコミュニケーションを発展させ、万物の霊長になりました。特に先進国では、飢餓や疫病、猛獣からの脅威から解放され、以前の生存の苦闘から一変しました。しかし、このような進歩した環境でも、私たちは多くのストレスに直面し、幸福を実感できないことがあります。その背景には、私たちの幸福には関係のない古い脳の働きがあるのです。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


【誤植・誤字脱字の報告】 バナー 誤字脱字 報告 330 x 100



【レポート・論文で引用する場合の留意事項】 はじめての三国志レポート引用について



脳は今でもサバンナの脅威に備えている

李カク(李傕)、樊稠、韓遂

 

私たちの脳は、高度な社会で生活しているにも関わらず、まだサバンナの脅威に対処するようにプログラムされています。人類が農耕を始めたのは数百万年の人類の進化の歴史からみれば、ほんの40世代前の出来事であり、脳はそのような急激な変化に適応できていません。そのため、例えば仕事に向かう間中、猛獣や毒蛇に襲撃される事はまずないのにも関わらず、脳はそのような危険を警戒し続けているのです。

 

 

 

脳は生存を優先する

李カク(李傕)、郭汜、王允

 

私たちの脳は、高度な機能を持ちながらも、生存と子孫繁栄を最優先としています。たとえば、会社の大きなプロジェクトを任された場合、私たちは少なからずストレスを感じます。もちろん、それが失敗しても命にかかわるような事はありませんが、脳はストレスに対し、生存の危機を感じるかのように反応します。このため、ストレスが続くと負担を軽減するために体調を崩したり、行動を制限してストレスを回避しようとするのです。

 

 

脳は幸福を追求しない

 

現代人が幸福を追求する一方で、私たちの脳はまだサバンナでの生存に焦点を当てています。私たちが食べ過ぎるのも、その結果としての飢えへの恐怖が影響しています。このため、私たちはダイエットや将来の不安に苦しむことがあります。

 

 

 

脳の癖を知ることで、ストレスを軽減できる

夏侯淵

 

脳は過酷な状況に適応した進化の産物です。そのため、現代のストレスに適切に対処するのは難しいことがあります。しかし、脳の動作原理を理解することで、ストレスの対処法が見えてきます。私たちが感じるストレスや不安が、実は脳が猛獣や毒蛇に襲われる事から私たちを守ろうとする反応であることを理解すれば、少し気楽に生きることができるでしょう。

 

▼こちらもどうぞ

火星の穴はトンネルの可能性![地球外生命体]の住処なのか

 

 

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
kawauso

kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

-外部配信
-