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第14話:袁術くん「ネガティブ思考のメリット」を呂布から学ぶ

2019年1月21日


 

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メタ認知について学ぶ袁術

 

「成功するためには常にポジティブでいなければならない」、「ネガティブな自分を捨て去る必要がある」と、無理に自分の感情や思考を抑制しようとして、逆にストレスを感じているのであれば、ネガティブ思考のメリットについて知っておく必要があるでしょう。

 

この記事を読み終わる頃には、あなたは人生をポジティブに歩むことができる方法をひとつ手に入れています!

 

※このお話は、三国志に登場する袁術(えんじゅつ)公路(こうろ))が、21世紀のビジネスシーンで支持されている様々な「自己啓発」のやり方を学び、実践していく物語になっています。やや、21世紀風のセリフ回しになっている部分はご了承ください。

 

関連記事:第1話:袁術くん、ポジティブになるために「リフレ―ミング」を学ぶ

関連記事: 第2話:袁術くん、将来に希望を持つために「自己肯定感」を高める

 

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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袁術くん、呂布と長安の急変ついて話す

袁術をからかう呂布

 

袁術くんは、四世に渡り三公を輩出したという超超名門である汝南袁氏に生まれました。

父の袁逢は三公の中の司空に就いたことがありましたが、すでに病没し、この世を去っています。

 

荊州牧である劉表を攻めた孫堅が戦死した半月後、今度は皇帝を擁立し、長安の都を支配する董卓が殺されました。

 

袁術くんの下に董卓の重臣であった呂布が訪れたのは、その一報を袁術くんが聞いた直後のことでした。五百騎ほどの精鋭を引き連れ、戦いに疲れ切った姿で呂布は荊州南陽郡に現れたのです。

 

呂布、字は奉公。幷州五原郡の生まれで、当初は幷州刺史の丁原に仕えていましたが、その後は董卓に仕え、その圧倒的な武勇から「飛将」と呼ばれ畏怖されていました。

 

「呂布殿、いったい長安で何があったのでしょうか?」

 

「董卓が討たれた後、司徒王允が朝廷を仕切っていたが、すぐに董卓の残党に攻め滅ぼされた」

 

「やはり董卓は殺されたのですか。呂布殿ほどの手練れが傍にいながら、どのようにして董卓を倒すことができたのでしょうか? 司徒様には到底無理な話です」

 

「フン。董卓を討ったのは俺だ」

 

「え? 呂布殿が董卓を? なぜです?」

 

「逆賊董卓を討つよう勅が下ったのだ。董卓の首は乗ってきた赤兎馬に繋いである。俺の話が信じられぬのなら、後将軍殿(袁術)が直接見てくるといい」

 

袁術くんが配下に確認に行かせると、確かに董卓の首がぶらさがっているとのことでした。

 

「董卓が逆賊という扱いを受けたのはわかりますが、なぜ呂布殿が? 董卓の信頼も篤かったと聞きますが」

 

「俺はこれまで自分のネガティブ思考を強みに変えて生き抜いてきた。今度も同じ話だ」

 

「ネガティブ思考を強みに変える? ぜひ詳しくお話をお聞きしたい」

 

 

 

ネガティブ思考のメリット

袁術

 

人は、嫌な思いをしたり、心を大きく傷つけられる経験をすると、同じことを繰り返さないように慎重になる。最悪のケースも考えるだろうし、そうなることへの恐怖心も持つようになるんだ。それがネガティブ思考の根幹だろう」

 

「なるほど、ネガティブ思考には生き抜くための自己防衛の機能という側面もあるのか。しかし、私もよくネガティブ思考になりがちなのですが、自信を持てず、失敗を怖れて挑戦できないというデメリットにも悩んでいます」

 

「完全にネガティブ思考に支配されてしまえば、そうだろうな。俺はネガティブ思考を必要最低限に保っている」

 

「ポジティブ思考だけではダメというわけですか?」

 

「そうだ。ネガティブ思考をゼロにすると、失敗を予測し慎重に準備することを忘れるようになる。何とかなるだろうという楽天家になってしまうのだ。失敗してもそれを教訓にしようとはせずに、次は何とかなるだろうと考える。自己鍛錬がおろそかになる原因だろう」

 

「ポジティブとネガティブはどのくらいの割合が一番いいのでしょうか?」

 

「ポジティブは感謝や満足感であり、ネガティブは怒りや罪悪感だな。ロサダの法則によると、比率は2.9013:1が理想だ」

 

ポジティブ:ネガティブがおおよそ3:1というわけですね。それが人生の幸福感や充実感を高めることのできる割合なんですね」

 

「俺はネガティブ思考も大切している。この戦い方でいいのか、肉体管理は間違っていないのか、武器はこれでいいのか、兵の統率は、陣形は? 常に不安と危機感がある。それが改善に結びつき、俺は強くなってきた。それは今後どう生きるかに対しても同じことだ」

 

「この人に仕えていていいのか? 自分のやっていることはこれでいいのか? と、いうことですか。それで丁原を裏切り、董卓も裏切ったと?」

 

「過酷な戦場で生き抜くためには、臆病であることもまた大切だ。沈む船からはいち早く脱出する必要があるだろう。俺はそうしてここまで生き抜いてきた。これからも変えるつもりはない」

 

「それが呂布殿の強さの秘密なのですね」

 

 

 

ネガティブ思考の受け入れ方

袁術

 

「私はこれまで、ポジティブは善、ネガティブは悪だと信じ込んできました。そしてどうあればポジティブになれるのか、自分を変えることができるのかを追及してきたのです。しかし、呂布殿はネガティブ思考も必要だとおっしゃる。しかし、ネガティブ思考を放置しておくと、どんどん巨大化し、飲み込まれてしまうのではないですか?」

 

自分の中のネガティブ思考をコントロールするためには、まずネガティブな感情も自分が幸せになるために生まれてきたものだと認めることだ。そしてネガティブ思考は危機管理にとってとても大切なものであると理解を示すことだ」

 

「ネガティブ思考に対してリフレ―ミングを行うんですね。そうしてネガティブな感情も前向きに受け止める」

 

「自分がなぜそのようなネガティブな思考になるのか、その原因を見つめるのもいいだろう。どんなネガティブな感情なのか、どのような体験がそのような感情を生み出したのか、それを書き出してみるといい。感情は沈静化され、ネガティブな感情に対する免疫力がつく

 

「無理に自分を変えようとするのではなく、自分と向き合い受け入れるということですか」

 

「そうすればネガティブ思考もメリットとなる。無論、適度にポジティブな感情を味わうことも必要だ」

 

「比率は3:1ですか」

 

そうすることによって、ポジティブ思考だけでは成し得ない成果を出すことができる

 

   

 

まとめ

呂布

 

「それで呂布殿は今後、どうするおつもりなのですか?」

 

「都にいるといろいろな話を聞くことができる。後将軍殿の話も王允殿から聞いていた。面白い人物だと」

 

「それでわざわざ会いにいらっしゃったのですか?」

 

「俺は袁紹にも会ってみたい。噂通りの人物なのかどうか、この目で確かめる」

 

「長安はどうするのです? 都は? 皇帝は? 董卓の残党によって大混乱しているはずでは?」

 

「李傕らにはいずれ借りを返しにいくことになるだろう。その前に信用できる人物を見極めたい」

 

「沈まぬ船を探すということでしょうか」

 

「王允殿の話していた通り、後将軍殿は相手の話しに耳を傾けられる。いずれ近いうちにまたお会いすることになるだろう。皇帝を奪い返すご協力を仰ぐことになるかもしれん」

 

「東へ向かうのであれば、曹操という人物も面白い男です。お会いになってみるのもいいかと思います」

 

「ほう。後将軍殿の御指名とあればぜひ会ってみたいものだな」

 

 

結論

 

・ネガティブ思考のメリット

  • 慎重に考え、行動することで、同じ失敗を繰り返さないようにすることができる。
  • このままでいいのかという不安が、改善行動に繋がり、完成度を高める。

 

・ネガティブ思考の保ち方

  • ポジティブ思考:ネガティブ思考は「3:1」が人生を充実させる。
  • ネガティブ思考の大切さを理解し、ネガティブな感情になる原因を書き出すなどして、自分と向き合い、受け止める。

 

袁術くんの成長日記

 
 

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